日々是成長

~Now And Here~

死生観、使命感、人生観

第百八話 覚る、悟る。

『覚悟』という言葉をじっと見つめてみる。 どちらも、 『さとる』 と読みますね。。 静かな響きだなと感じます。 覚る、悟る、真理をつかむ。 鈴木大拙によると、 『宗教は体験なくして、真の妙趣を味わう事は出来ない』と言っている。 そして、『体験』と…

第百七話 我は神を知らず、我ただ神を愛す

西田幾多郎『善の研究』の最後の言葉 私は、神様という存在があるかは信じていませんが、 『大いなる何か』があるという事は信じています。 自分の過去のどの選択の一部を切り取っても、 人生のどの一秒を切り取っても、 今の自分はいません。 楽しかった事…

第百六話 あ、い、う、え、お、に「ん」をつける人生を

ふと、大学時代の先輩から頂いた言葉を思い出した。 あ、い、う、え、おに「ん」をつける人生を。 あん・・・「案」 自分の頭で考え、行動する。 行動の始まりは、いつだって、自分の中で考えたことから始まる。 いん・・・「因」 物事には必ず、原因がある…

第百五話 天地一切のものと和解する

判断に迷いがある時、運気はどんどん離れていく。 覚悟を持って判断した時、運気は味方となる。 起きている事はすべて何か意味がある。 ネガティブなことほど、今自分の人生に どんなメッセージを投げかけているのかを 考える。 そして、語尾に「よかった」…

第百四話 「絶対なんて無い」ということも絶対無い

そんなこと、考えたこともなかった。 絶対なんて無い。と、強く思った17歳。 永遠、絶対、ずっと、そんな言葉信じられなくなった。 絶対なんて無いという事に、『だからこそ今を』 という言葉をつける事が出来るようになった21歳。 絶対なんて無いけど、 今…

第百二話 本当に謙虚になれる時、感謝ができる時

人間、自分に本当の自信がなければ謙虚になれない。 人間、本当の強さを身につけていないと感謝ができない。 これは、河合隼雄さんの言葉。 『本当の自信』ってなんだろう? 自信が完全につく状態なんてないのではないだろうか?と思っています。 『自信があ…

第百一話 変化ではなく進化する

変化というのは、よい意味でも悪い意味でも使われる。 進化というのは、前進あるのみ。 変えていったほうが良いこと、守らなければならないもの。 この二つが入り混じって、進化を遂げる。 自分の根本にある大切な思想は守る。 その上で、常に高みを目指して…

第八十七話 伝統とは

俺にお礼なんて言わなくていい。 だから、自分に後輩が出来たら、 俺がお前にした以上の事をそいつにしてあげるんだ。 いいな。わかったか? これが伝統。 先輩から受けた愛を 感謝という形で後輩に注ぐ。 それこそが伝統。

第八十一話 言葉では伝わらない何か

言葉の本質は、 単純化、構造化、論理化 つまり、複雑に絡み合うアナログな世界を単純に捉えようとする。 構造化したり論理化したりして、理解しやすいようにする。 という事は、結局はその時に 「大切な何か」 が伝わらない事がある。 では、その伝わらない…

第五十八話 過去の事実は変えられない。変えられるのは過去の解釈

過去の事実は、どうしようも変えられないこと。 でも、その解釈の仕方は、いくらでも変える事が出来る。 過去の失敗や挫折は、 当時は眠れないほど悔しい思いだったかもしれないけれど、 今、振り返れば、自分の成長のために必要な出来事であった。 と、解釈…

第五十七話 悲しみの涙、後悔の涙

悲しみの涙は流せど、後悔の涙は流したくない。 誰にでも、失敗、挫折、悲哀、喪失、など、悲しい経験はある。 これらの経験なく過ごす人はいない。 だからこそ、悲しみの涙は人生にとって必ずあるもの。 悲しみの涙は流してもいい。 しかし、後悔の涙は流し…

第五十四話 幸せは心電図

幸せな人生とはなんだろう? 例えば、あなたの幸せは?と聞いた時に、 「誰かが喜ぶ事が私の幸せであります」 との答えが返ってくるときがある。 自分の大切なひとにプレゼントを渡します。もちろん大切な人は喜ぶ。 その姿を見て自分も嬉しいと思う。 幸せ…

第五十三話 損得、善悪ではなく、「らしさ」で生きる

人間には、良心も悪意もある。しかし、良心に忠実に生きたい。 その為に大切な事 損得で物事を見ない事。 人間は欲が深いから、自分がちょっと損したなって思うくらいがちょうどいい。 自分が損したとか得したで判断するのではなく、 善悪で判断をする。 得…

第五十一話 セレンディピティ

短期間で、別方向から同じ言葉に3度ぶつかったら、 これは何かのメッセージ。 セレンディピティ 「偶然のチャンスを掴み取る力」 勝間和代さんや茂木健一郎さんの著書を通じて知った言葉 偶然のチャンスをチャンスと思えず通り過ぎてしまう事ほどもったいな…

第五十話 僕たちは天に試されている

菜根譚からの抜粋です。 天、我に薄くするに福を以ってせば、 吾、吾が徳を厚くして以ってこれを迎えん。 天、我に労するに形を以ってせば、 吾、吾が心を逸にして以ってこれを補わん。 天、我を扼するに遇を以ってせば、 吾、吾が道を亨(とお)らしめて以っ…

第四十九話 25秒の人生

地球の年齢が46億年です。仮に、地球を46歳とした時、 人生80年はたったの25秒。 今年で31歳。 もうすぐ生まれて9秒という所。 地球の歴史から数えたら、なんて儚い時間なのだろうか 地球を我が物顔のように扱う人間の未熟さを感じます。 以前テレビで、地球…

第四十七話 自力と他力

自力と他力は二項対立するものだろうか? 自力というのは、結局他力に内包されているもの。 他力というのは、何でも人任せにするという安易な言葉ではなく、 自然【じねん】と似た意味で、 ことおのず【自】からしか【然】る。 ということに対して、身を任せ…

第三十五話 至善に止まる

中国古典『大学』 の中に「至善に止まる」という言葉があります。 天のルールを『天道』 地のルールを『理』 人のルールを『義』 といいます。これらのルールは不変のルールであって、人によって変わるものではありません。 自分の判断基準は、相対的なもの…

第二十九話 あなたが空しく生きた今日は

あなたが空しく生きた今日は 昨日亡くなった人がどうしても生きたかった明日 この言葉を思うたび、 自分の時間を大切に使わなければと 反省させられます。 今日を生き切る。 なかなか、頭で分かっても行動できない ものです。 でも、今日一日のうちこれだけ…

第二十六話 大いなる何かに動かされている

自分のこれまでの人生を振り返る時、 決して、100%意図通りにはなっていないが、 今の自分はとても幸せだと感じる事が出来る。 いろいろな出会いや機会に恵まれ、 その結果を振り返る時、 何か、大いなる力によって導かれているのではないか? という気持ち…

第二十三話 人生10年毎に何を想う

10代で夢を思い 20代で死を思い 30代で志を思う 40代で子を思い 50代で後を思い 60代で幸を思い 70代で世を思い 80代で空(くう)を思う

第六話 野心と志

野心と志 この二つの言葉は、似て非なる言葉です この二つの言葉は、それを行為としてみるならば、極めて似ているのですが、 実は、その根底にある心のあり方が、まったく違っているのです。 では、何が違うのか。 己一代で、何かを成し遂げようとする願望。…

第五話 日本が恵まれている5つの理由

半世紀以上戦争がない 世界第二位の経済大国 科学技術は最先端 高齢化社会が悩みになるほどの健康長寿 すべての人に教育の機会が与えられている。 ~田坂 広志~

第四話 香りある人生

ノブレス・オブリージュ 高貴なる者の持つ義務 強き者は弱き者に対して、義務がある。 中世ヨーロッパでは、戦争になると、 貴族が先頭を切って市民を守るために その命を投げ打ったらしい。

第三話 永遠に繰り返す人生

永劫回帰という物語 自分の死に際に、ある男が現れる。 「お前の人生は、幸せな人生であったか?」 「その人生と全く同じ人生を歩みたいと思うか?」 「その人生と全く同じ人生を永遠に繰り返したいと思えるか?」 この問いに対して、 自信を持って、YESと答…

第二話 メメント・モリ 

メメント・モリ 死を、想え 古代の意味では、 この絶頂は、いつまでも続くものではないという警句であり、 「食べ、飲め、そして陽気になろう。我々は明日死ぬから」 という隣り合わせの死と向き合うための言葉であった。

第一話 3万日、50万時間

人生、80年と言われる。 80年と言われると長いような気がする。 明日は、いつまでも来ると思ってしまう。 この年数を日数に直してみる。 80 × 365 = 29200 私たちの人生は約30000日という事になる。