日々是成長

~Now And Here~

心に響く寓話

第百話 やまあらしのジレンマ

あるところに二匹のやまあらしが住んでいました。 冬の朝、とても寒いので、二匹のやまあらしは、 互いに暖めあおうとして身を寄せあいました。 しかし、あまりに近く身をよせあったため、 二匹のやまあらしは、自分の体に生えているハリによって、 お互いに…

第七十四話 盲目の僧、像を触る

目の見えない僧達が、何人か象の周りに立っています。 一人が象の鼻に触って、象はホースみたいなものだ言います。 もう一人は腹に触って、象は壁みたいなものだと言います。 一人は脚の周りに腕を回して、象は樹木のようなものだと言います。 一人は、尻尾…

第七十三話 一つ目国の悲劇

しかし、その国で過ごすうちに、 旅人は、だんだん孤独になってきました。 自分だけが二つの目をもつことが 異常なことのように思われてきたのです。 そして、その孤独のあまり、 ついに、その旅人は、 自ら、片方の目をつぶし、一つ目になったのです。

第七十二話 愚公山を移す

「あんたみたいな浅い考えの持ち主には、到底分かるまい。 あんたの知恵は、あの小さな子供にも及ばない。 たとえ自分が死んだとて子は残るし、 それが子を生み、孫はまた子を生む。子孫は絶えることはあるまい。 子孫代々山を崩し続ければ、いつかは平らに…

第七十一話 二人の石切り職人

旅人が、ある町を通りかかりました。 その町では、新しい教会が建設されているところであり、 建設現場では、二人の石切り職人が働いていました。 その仕事に興味を持った旅人は、 一人の石切り職人に聞きました。 あなたは、何をしているのですか。 その問…