日々是成長

~Now And Here~

仕事への姿勢

第八十九話 作用と反作用

机を手で押すと、その力と同じ力で机が手を押してくる。 これを作用と反作用といいますね。 物事には必ず、表裏があり、その両方の性質を分かってこそ、 その道のプロとなることができます。 ある本に、 腕のよい警察官は、腕のよい泥棒でなければならない …

第八十六話 目的と手段

高校球児にとって、 甲子園は、目的か?手段か? 高校野球がすべてと思う球児にとっては 甲子園が目的で普段の練習が手段。 しかし、メジャーリーグを目指す選手にとっては、 甲子園は手段であって、メジャーリーグへ行くのは目的。 目的と手段は簡単に入れ…

第八十五話 反省が完了する時

反省は、次に同じような状況が起こった時に 乗り越える事が出来て初めて完了する。 何度も同じ失敗をする。 何度も同じ反省をする。 これは、反省とは言わない。 これは、単なる感想である。 あぁ、またやってしまった。 次は気をつけよう。 と言って結局同…

第八十三話 ノウハウは陳腐化する

人は、過去の成功体験に溺れてしまうもの。 自分の武勇伝をいつまでも語りたいもの。 しかし、成功の法則は時代によって変わるし、 この情報化社会の中では、誰かの成功体験など 簡単に真似をされてしまう。 そう、ノウハウは簡単に陳腐化してしまう。 もの…

第八十二話 そうせざるを得ない環境へ身を置く

夢をかなえるゾウのガネーシャの言葉。 自分の意識は変わらない。そうなる環境に身を置くことが大切だと。 一理ある思います。人間の意思というのは、意外と弱いもので、 強引にその環境に自分の身を置いて、いつの間にか習慣化させてしまう というのが、自…

第八十話 Unfinished Business

職場に、いやな上司、苦手な同僚、抱えたくない責任 があり、それが理由で転職を考えるならば、 一度踏みとどまってほしい。 逃げの姿勢で、転職をするとき、また次の職場でも 同じようないやな上司、苦手な同僚、抱えたくない責任 が巡ってくる。 それは、…

第七十九話 何を選ぶかではない、どの心境で選ぶか

人生というのは、選択の連続である。 その選択の中にも、今後の人生を左右選択がある。 その際に、自分の心に問いかけてもらいたい。 自分は何を基準に選ぼうとしているのか? 隣の芝が青くは見えていないか? 今のその場所で、卒業できていない課題はないか…

第七十八話 スペシャリストかゼネラリストか

自分はスペシャリストになりたいのか、ゼネラリストになりたいのか というように、スペシャリストとゼネラリストが対極のものとして 議論されることが多い。 しかし、ゼネラリストになるとしても必ずある分野でスペシャリストでなければ 本当のゼネラリスト…

第七十七話 組織と集団の違い

組織と集団の違いは何か? どちらも人の集まりである。 その違いは、目的があるか?役割分担がされているか? 一人では到底達成する事の出来ない大きな目標に対して、 同じ思いを持つ者が集まり、 各々の得意な分野において、 その役割を担っている集まりが…

第七十六話 今見えているモノは過去の結果

就職活動をする時に、 企業研究をし、自分の行きたい企業はどこかを 探します。 その時に気をつけてもらいたい。 現在のその企業の姿は、過去の努力の結果である。 未来の姿を保証するものではない。 つまり、期待している知名度、安定感は持続される保証は…

第七十五話 評価は遅れた頃にされる

自分はとてもがんばっているつもりなのに、 評価されない。 認められない。 誰も見てくれていない。 そんな、心境に陥ったことは、誰でもあるのではないでしょうか。 しかし、一つの真実があります。 評価は遅れた頃にされる。 過去の偉人達も、亡くなって何…

第六十話 「続く」ということ

人間どうしても、短期的なその場の光に目を奪われてしまいがち。 デイトレードで、数億円稼いだ 出版した本が100万部売れた リリースされたCDがミリオンセラーになった。 一夜にして、ヒーローになった人を見て、その姿に憧れ、羨むことがある。 しかし、見…

第五十九話 100%自分の仕事ではない。

今でもトップを走り続けるアーティストB'Z 楽曲は、稲葉浩志が作詞を行い、松本孝弘が作曲を行う。 この役割分担は変わることがないという。 稲葉さん曰く、 100%自分の仕事ではないから、 いい作品が生まれるのだ 100%自分の作品であると、それはエゴにも…

第五十六話 守・破・離

守・・・今までのやり方を踏襲すること 破・・・今までのやり方から自分のオリジナリティを出すこと。 離・・・自分のやり方を再度見直すこと。パラダイムシフトを起こすこと。 ある分野で一人前の結果を出すには、最低三年かかると思っています。 そして、…

第五十五話 相手に手を渡す

羽生さんの「決断力」より抜粋。 将棋は、お互いに一手ずつ手を動かしていき、指していく。 だから、自分が指した瞬間には自分の力は消えて、他力になってしまう。 そうなったら、自分ではもうどうすることもできない。 相手の選択に「自由にしてください」…

第五十二話 「俺が」から一段上がる

アーティストは、境地に達すると、 「この作品は自分が作った作品ではない」 という感覚に襲われるという。 何かに導かれたりとか、様々な人との出会いとか、 そういった過程の中で結果としてできたものであって、 自分ひとりで作ったものではないという感覚…

第四十八話 無くてはならないものほどタダに近づく

ある社長の言葉 一本数万円の高級ワイン あったらいいかもしれないけど、 なくてはならないものでもない。 水 人間にとってなくてはならないもので、 だけどタダに近い。 世の中に必要不可欠なものほど、タダに近づく。 空気。人間には無くてはならないもの…

第四十六話 努力できる土壌がある

インターンシップでお世話になった農家のお父さんの言葉。 「俺が今こうやって幸せな老後を送れているのも、 努力した事も然ることながら、 努力できる土壌があったことを忘れちゃいけないんだよな。」 というお言葉。 「努力できる土壌」 確かに、勉強した…

第四十五話 心、行動、習慣、人格、運命

心が変われば行動が変わる。 行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。 人格が変われば運命が変わる。 星陵高校の一塁側ベンチや室内練習場にこの言葉が書かれているそうです。 とてもいい言葉だと思いますし、その通りだと思います。 で…

第四十四話 「伝達」とは何か

伝達とは、 伝え、達する と書く。 こちらから一方的に伝えるだけでは足りない。 相手に、達してこそ、伝達と呼ぶ。 論理的にプレゼンテーションができたとしても、それは伝えたレベル。 相手に達してこそ、プレゼンテーションは成立する。 つまり、 論理的…

第四十三話 悩みの本質

悩むのは、自分の力では解決できないからである。 言われてみてればあたりまえの一言。 自分で解決できない問題にぶち当たっているのだから、 くよくよ考え続けていても一向に答えは出ない。 自分で解決できない問題 という事は、 今の自分は、キャパシティ…

第四十二話 戦略は銀歯

「事業には、その事業に魂を吹き込める者がいるかが重要だ。」 そのわずかな差が、その事業を成功に導くかどうかの分岐になる。 以前、会社の代表がしていた歯医者のたとえ話。 歯医者で歯を削り、銀歯を入れる。 銀歯を入れた後、最終調整をする。 磨いたり…

第四十一話 ストーリーテラー

論理的思考能力を駆使して、プレゼンテーションを行っても、 企画が通らない事がある。 そのような経験をしたことがあるビジネスマンは 多いのではないかと思います。 なぜ、論理的思考能力が高く、論理的なプレゼンテーションを行っても、 そのプレゼンが通…

第四十話 65点を目指せ

仕事は、完璧を追求したいものです。 100%のアウトプットを出す事を目指したいものです。 しかし、新入社員の時に口すっぱく言われました。 65点のところで一回見せてくれ。 自分が100点と思って出してくる成果物は、100点であることは少なく、 大きなやり…

第三十九話 アビリティーとコンピテンス

アビリティー・・・一人で何かができる力 コンピテンス・・・集団の中で、自分の力を発揮する能力 学生時代は、アビリティーが高いと評価される。 自分が努力すれば、テストの順位が上がる。自分がやったかやらなかったかの差。 しかし、社会は違う。 いかに…

第三十八話 捨てて、捨てて、捨てよ

一つの作品を作るとき、いかに捨てるかが重要になる。 100の素材から、5までにそぎ落とす時、しかし、その95は、残した5に凝縮される。 非常に深い話です。 普段の仕事でも、そう思います。企画は、全て通るわけではありません。いくつもいくつも考えて、や…

第三十七話 必要とされると人は嬉しい

仕事でたくさんの新人アルバイトさんを見てきた。 すでに辞めてしう人ととても生き生きと働いている人。 その違いはなんであろう? カウンセリングをしてみて、なるほどなと思う。 やはり、人は基本的に必要とされる所で責任感を持ち、 所属意識を持ち、喜び…

第三十六話 ONとOFF、HIGHとLOW

仕事のONとOFFをつけろと言われるが、 完全にスイッチを切ってはいけない。 ギアをHIGHとLOWに切り替える イメージで、緩急をつけるようにする。 ~ドラゴン桜より~ そうですね。完全に切り離す事は出来ないですよね。 その代り、緩急をつけて、モードを切…

第三十四話 覚悟が定まる3つの瞬間

共感しただけでは足りず、 情熱も続かなければ意味がなく、 仕事においては、覚悟が必要という事をよく伝えます。 では、仕事に覚悟を持つ瞬間とはどのような時なのか? 今思い浮かんでいるのは、3つの瞬間です。 ①逃げたくても逃げられないと感じた瞬間 ②自…

第三十三話 仮説は結論ではない

こんなに一生懸命やっているのに、 評価してもらえない。 誰も認めてくれない。 誰も見てくれない。 自分の中で、目標があって、それを達成するのだけれども、 大して評価されず、不満に思ったり、憤りを覚えたりした 経験は誰にでもあると思います。 しかし…