そんなこと、考えたこともなかった。
絶対なんて無い。と、強く思った17歳。
永遠、絶対、ずっと、そんな言葉信じられなくなった。
絶対なんて無いという事に、『だからこそ今を』 という言葉をつける事が出来るようになった21歳。
絶対なんて無いけど、 今を大切にするその積み重ねが、絶対とか永遠に 繋がっていくんだ。
そう思えるようになった。
でも、それは、そう自分に言い聞かせていたのかもしれない。
僕はどこか、客観的に物事を見ていて、 今を大切にしようと言いながら、 でもやっぱり最終的には絶対なんて無いものだ って思っていたのかもしれない。 そして、31歳。 絶対なんて無いという事が正しいのであれば、
「その絶対なんて無いという事も絶対に無い」
という矛盾が成り立つ事に気づかされた。 今の僕にとって、とてもとても大切な人が そう教えてくれた。
今までの記憶が、 一瞬にして甦って、
脳みそ君がパニックを起こして、 一生懸命一生懸命、 よみがえった記憶を整理しようとして、 後から、後から熱いものが溢れてきた。 そっかぁ。
絶対ってあるって信じていいんだね。