菜根譚からの抜粋です。
天、我に薄くするに福を以ってせば、 吾、吾が徳を厚くして以ってこれを迎えん。 天、我に労するに形を以ってせば、 吾、吾が心を逸にして以ってこれを補わん。 天、我を扼するに遇を以ってせば、 吾、吾が道を亨(とお)らしめて以ってこれを通ぜしめん。 天且つ我を奈何せん。 ~意味~ 天が冷遇して幸福を授けてくれなければ、 己の徳を磨いてその逆境を耐え抜く 天が苦役を課して肉体を苦しめるならば、 己の心を楽にして苦痛を癒す。 天が苦境に突き落として行く手を阻むならば、 己の信ずる道を最後まで全うする。 このことができるならば、天と言えども、どうしようもない。 天が、どんな試練を与えてこようとも、 自分の信念を貫いていけば、天もどうしようもなくなる。 常に自分が試されているのだと思います。 確かに、今目の前でいろいろな問題が起こって苦しいなぁと思いますが、 これも全て天から与えられている試練。 これが乗り越えられなくては、より志し高い事には到達できない。 そんな気持ちで、現実との格闘を続けます。 ありがとう、菜根譚