日々是成長

~Now And Here~

第百七話 我は神を知らず、我ただ神を愛す

西田幾多郎善の研究』の最後の言葉

私は、神様という存在があるかは信じていませんが、 『大いなる何か』があるという事は信じています。

自分の過去のどの選択の一部を切り取っても、 人生のどの一秒を切り取っても、 今の自分はいません。

楽しかった事も、辛かった事も、 嬉しかった事も、悲しかった事も、 すべて、何らかのメッセージを持っていた。

全て、意味があって起こった。 それらの経験があったから、今の自分がある。

自分は生きていると思っていたが、 一方で生かされている。

自分の死の瞬間は分からないし決められない。

しかし、自分の意思を持って歩もうとする。 自分の人生でありながら、自分だけの人生ではない。

このような、矛盾の中で生きている。 自分が思った通りに行かないが、 図ったかのような出来事があり、 今、自分は幸せを感じている。

自分で定めながらも、大いなる何かに導かれている。 その感覚を20代の頃から感じている。

神という存在がいようがいまいが確かめる気にもならない。 ただ、大いなる何かを私は愛する。信ずる。

人生の一瞬一瞬が愛しい。

与えられたこの命、 さあ、何に使うか。