では、なぜ、「知識」と「智恵」の区別をつける必要があるのか。
「知識社会」とは、知識が価値を失っていく社会である。』
『成長し続けるための77の言葉』 より
ノウハウは陳腐化する。
新規事業を立ち上げたとき先輩によく言われました。
知識のレベルであれば、簡単に真似されてしまうのです。
例えばビジネスモデル、採用戦略、課金の仕組み、
これらの考え方はすぐに真似されます。
そして、このインターネットの普及した時代。
誰もが簡単に、検索することで知識レベルのものは
最先端のものが手に入る。
つまり、知識の陳腐化速度は格段に上がったわけです。
誰にも真似できない部分。
その箇所を持ったとき、まずは価格競争から外れて、
高価格戦略で市場に打って出る事ができるようになります。
そして、私はその知恵が次の価値に向かうと思っています。
その知恵は、世の中に遍く必要なものか?
このふるいにかけられ、
もし、そうであったとき、その知恵の価値は貨幣経済で行くところの無料に近づく。
世の中に取って本当に必要なものほど、限りなく無料へ近づいていく。
そして、既にマネタリー経済からボランタリー経済へとのシフトが
始まっていますね。