やまあらしのジレンマという寓話をご存知でしょうか? 寒さの中、二匹のやまあらしが暖め合おうと近づきます。 しかし、近づきすぎるとお互いの体の針が相手に刺さってしまう。 かといって離れると寒くなる。 二匹は近づいたり離れたりを繰り返し、 ようやくお互いに傷つかず、寒くも無い距離を見つけたのでした。 論理的に話すと言う事も結局はこういうことではないでしょうか? ようは経験が大切だと言って何も考えずに相手に話したところで相手を傷つけるだけです。自分の中での仮説がないので、一向に距離が縮まらなかったり、離れすぎたりしてしまいます。 徹底的に、論理的に考えて、相手の立場で、相手の言葉で、こうではないか?とシミュレーションして、自分の中での仮説を持って、話に行く。 しかし、それだけ考え込んでも結局は仮説。考え切れていないところがあったり、まだまだ相手の言葉で話せていないところがあって、傷つけてしまう。 そこで離れて、反省して、また徹底的に論理的に考えて、話に行く。 その繰り返しをしていく中で、相手との適正な距離、心地よい言葉、心地よい話の順番などが分かっていきます。 そうなると、聞き手にとって論理的だと認められ、聞き手の共感を生むプレゼンテーションとなっていくのだと思います。 まずは徹底的に、本当にそうなの?本当にそれだけ?を考えましょう。 そして、相手の事を思い、使う言葉や話す順番や話す環境を考えて、相手に近づきましょう。 一回で伝えるつもりでやるが、一回で伝わらないものです。自分の仮説と相手からのフィードバックとのギャップを埋めるようにまた考えて相手に近づきましょう。 その経験をする事で、論理的なプレゼンテーションは完成されていきます。 今回はこれで終りです。 え?もっと具体的な方法を知りたかったって? その辺の具体的な方法は、書店の論理思考の本にたくさん書いてあると思うので、そちらを参照してみてください^^; それか、相談に来てくだされば、時間が許す限りお答え致します^^) 読んでくださって、どうも、ありがとうございました。