日々是成長

~Now And Here~

経営者視点×就職活動①初任給20万を安いと思うあなたへ

自分の初任給が20万円だとしたら、経営者として、新卒にいくら稼いでもらわないといけないと思っているでしょうか。

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外食の店長をやっている時は、F/L50%にコントロールする事が1つの指標でした。

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F = Food

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L? =? Labor

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つまり、食材仕入れと人件費を売上の50%に抑えるということでした。大概、食材が23%、人件費が27%で、50%というように僕はコントロールしていました。

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これは、外食に限らず人件費の売上に対する目安は25%~30%です。

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仮に、人件費が30%だったとしましょう。

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20万円の給料の人間が月20万円の働きしかしなかったら、破綻するわけですね。少なくとも、

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20万 / 0.3 = 約65万円分の働きをしてもらわないといけない。

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年にして800万くらい稼いで新卒はやっとトントンというわけです。

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・・。でも、本当はもうちょっと事情が違います。

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新入社員1人取るのにいくら募集費がかかるか知っていますか?

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セミナー会場を借りたり、会社説明資料を作ったり、交通費払ったり、その採用担当者の人件費があったり、入社前研修があったりと計算すると、

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一人当たり、80万~100万円を採用費に使います。

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それだけのコストをかけて、あなたは採用されるのだということを覚えておいてください。ですから、内定もらってその会社で働かせてもらえる事になったら、少なくともその分は返さないとね^^;

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その他にも、通勤手当があったり、社会保険があったり、社宅手当てや扶養手当、教育手当てなどを加味していくと、あなた1人を雇うのに給料以上にお金をかけることを覚えておかねばなりませんね。

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この時点で、自分の給料が安いなって思っている人は、論外だということです。そのことを意識した上で、採用されたら会社に恩返ししなければならないんだという気持ちも持ってもらいたいですね。

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最低、年間1000万の価値を生む仕事をせねばなりません。

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そして、自分の給料もらうためには、自分の給与の3~4倍売らないといけないんだと言う事を覚えてもらいたいですし、少なくとも最初の一年なんて研修ばかりで戦力にならないんだから、教えてもらって給料もらえているという意識を持たねばなりませんよね。

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