我が師が大切にしている言葉。 一期一会。 その言葉の意味は、頭では分かっていた。今日、この一回限りとの思いで、この出会いを大切にする。 確かにその意味を持つだろう。 最近、さらに深い意味がある様に思えてなりません。 それは、対話の始まり。 今生、二度と会えなくても、 その人との対話が始まっている。 あの人ならどんな言葉をかけてくれるのか? あの人ならどんな横顔を見せてくれるのか? あの人ならどんな背中を示してくれるのか? その対話が始まっている時、その出会いは本当に一期一会の出会いではないのか。 そう思います。 今日から、いつもの様に会えるはずだった方としばらくお会いできなくなってしまいました。 ただ、あの瞬間、今生出会えなくても良いと心を定めていました。 なぜなら、対話が始まっている。 この出会いは一期一会だった。 そう思えたからです。 また、いずれお会いできたら有り難いこと。その日を楽しみに、少しでも山の頂きに近づける様、努力をしたいと思います。