仕事に方程式なんて無い。
過去の成功体験などあてにならない。
この領域に達するまでに、やっぱり7,8年かったと思います。
やっぱり、フレームに当てはめたいし、
成功体験を活かせば、問題が解決できると思ってしまいます。
教育も、
褒めて伸ばす、
叱るときはびしっと叱るとか、
自分なりの人材教育スタイルが確立しだすと、
そればかりに固執してしまう事があります。
私もそうでした。
このマネジメント方法で行けばどんな人材も
育てる事ができる。
そもそも、この考え方自体が操作主義に陥った考え方です。
その結果、私は最も大切で信頼していたメンバーに
さよならを突き付けられました。
人材教育に方程式などない。
その人その人、それぞれに、それぞれの関わり方をして行かなければならない。
そう痛感しました。
仕事とはもともと、答え無き問いを問い続けることなのかもしれません。
だから、面白く、生涯を通じて成長し続ける事が出来るのかもしれません。
知能とは、すでにある答えにいかに早くたどりつく事が出来るかを表す能力だそうです。
そして、
知性とは、答え無き問いを問い続ける事が出来る能力だそうです。
マネジャーとして、知性を磨き続けたいではありませんか。
自分も成長し続けたいではありませんか。
人材という尊い仕事。
方程式などない。
答えの無い問いを問い続け、
いつか振り返った時に、
「あなたと仕事ができてよかった」
「あなたのあの一言に背中お押された」
「あなたのおかげで今の自分がいる」
その一言を言ってもらえたのなら、
自分の人生に何の悔いもなく、
この、教育という仕事を全うできたと思い、
後世にバトンを渡し、
静かに安らかな時を迎えられるのではないでしょうか。