ここ数週間、Unfinished Business という言葉を反芻している。
『卒業していない課題は追いかけてくる』 確かにその通りと思う。仮に環境を変えても、形を変えて必ず現れてくる。
新卒時代に苦手な上司がいた。転職してその方とは会わなくなったものの、数年後に同じような人と出会った。今度は避けずにその方から多くのことを学ばせてもらった。
前職で働くママの部下がいた。正直、力を発揮させてあげられていないと思っていた。次の職場では、働くママ社員達をチームの中心に据える組織づくりをした。
自分にとっては、Unfinished Businessと思わざるを得ない経験。
ただ、最近思うのはUnfinished Businessは、それと認識した瞬間、その場で卒業するための戦いをすべきかということ。
好きなエピソードがある。 ある起業家の話し。起業をするためにお金を貯めていた。 しかし、目標額目前で泥棒に入られる。 仕方なく、再度お金を貯め始める。
すると、あろうことかまた目標額直前で泥棒に入られる。 その人は、その時こう思った。
『今だ、今をおいて時はない!!!』
そして、お金も人もいなくても起業をした。
Unfinished Businessとは論点が多少ずれるが、今起きている事を『ここから離れよ』というメッセージと捉え次の舞台へと挑戦する。
課題が解決していないからと現状に留まり、課題を解決するまで戦うのか。 解決していない現実を機会と捉え、新しい舞台へと挑戦するのか。
書きながら、新卒時代の研修を思い出した。
『ペンディング事項を多くもて』
Unfinished Businessは、結局自分の中にもつペンディング事項であり、いつかどこかのタイミングで必ず解決をするという心持ちがあれば、 一旦保留にして、別の事に挑戦するということも人生の選択としてはあるのかもしれない。