先輩の会社の内定式に参加しながら、新卒〜社会人3年目くらいまでの自分を思い出していました。
やはり自分の原体験は居酒屋での店長経験にある。
店長の私を育ててくれたのはもちろん直属のエリアマネージャーなのだが、 それでもやはり、部長の影響はすごかった。だから部長なのだろうけど。 A部長(後に本部長)から受けた影響は計り知れない。
ワタミでは毎月レポートを提出する。理念について、グループ報の感想、課題図書等結構な量だ。 私は、いずれ教育業界で働きたいという夢を持ってワタミの門を叩いた。
そのことは、レポートを出す度に書いていたので、もちろんA部長も知っていた。 ある日、A部長が私の店にやってきた。その頃私は母店店長といって、新卒の教育店舗の店長を務めていた。
私の新卒への教育振りを確認しに来たのだろう。 そして、控室に呼ばれて、A部長からこう叱咤激励を受けた。
『小泉、お前の夢は教育業界で働くことだったな。人を育てたいんだよな。 人を育てる最高の方法はなにか知っているか?
それはな、上司が成長し続けてその背中を見せることだよ。』
相手に何かを教えよう、伝えようと一生懸命になっていた自分。 その事を指摘してくださったのだろう。
自分の成長し続ける姿を見せる。
こんなに難しい事は無いなと感じたものの、 こんなに当たり前のことも無いと納得した。
店は、店長の成長以上に成長しない。 店長の基準が甘ければ、それが店の基準になる。
店長が成長し続ける店は、店自体が成長し続ける。 周りのメンバーが成長していい店になる。
人は育てるのではない。育つもの。 それは、成長し続ける上司の姿を見て。
教育の極意をA部長から教えてもらった。