日々是成長

~Now And Here~

現在10,200円 『第七十二話 愚公山を移す』 より

小さなゆらぎが、大きな変化を起こす。 大きな変化も小さなゆらぎからしか始まらない。 発信した初日、さっそく賛同者が集まってくれた。 現在10,200円⇒【現在活動終了】 こちらに協力していきましょう! 東北地方太平洋沖地震にWeb/携帯から募金する方法まとめ | nanapi[ナナピ] 【以下 日々是成長~108話のメッセージ~第72話 愚公山を移すより】 北山に住む90歳近い愚公という人は、北を塞いでいる一万ジンもある二つの山を崩し、南に通じる平坦な道を切り開こうと考えた。 これを家中の者に相談した所、子や孫は賛成したが、細君だけは疑いをさしはさんだ。 「年寄りの力で、小さな丘でさえ切り崩す事はできないと思うのに、太行山と王屋山のように高い山がどうなるものですか。だいいち、崩した土や石をどこに置くつもりですか」 というわけだ。 「土や石は渤海の浜へでも捨てればよかろう」ということで、三人の子や孫を引き連れて山に行き、崩した土や石を箕(み)やもっこ渤海の浜へ運び始めた。 近所の七~八歳の男の子も手伝いに加わった。 何しろ、渤海まで一往復するのに一年がかりという、気の遠くなるようなありさま。 これを見た知叟(ちそう)という男が笑いながら言った。 「馬鹿さ加減もいい加減にしたらどうだ。行き先短い体で、山の一角さえ崩しきれまいに。」 すると愚公翁さんは哀れむように答えた。 「あんたみたいな浅い考えの持ち主には、到底分かるまい。あんたの知恵は、あの小さな子供にも及ばない。 たとえ自分が死んだとて子は残るし、それが子を生み、孫はまた子を生む。子孫は絶えることはあるまい。 子孫代々山を崩し続ければ、いつかは平らになるはずじゃ。 崩した山が元に戻る事はないからな」 知叟も、これには反論のしようもない。 小さなゆらぎが、大きな変化を起こす。 大きな変化も小さなゆらぎからしか始まらない。 発信した初日、さっそく賛同者が集まってくれた。 現在10,200円⇒【現在活動終了】 こちらに協力していきましょう! 東北地方太平洋沖地震にWeb/携帯から募金する方法まとめ | nanapi[ナナピ]