大学時代に父親から言われた言葉。 ここにも勘違いがあったことに気づいた。 真剣である時、人は悩んでいない。 深刻である時、人は悩んでいる。 そう思っていた。 真剣であるとき、 剣と自分は同化している。 まさに、自我を通り越し、無我夢中状態。 無我夢中の時、相手との境界も実は無いのかもしれない。 深刻になる時、字の如く深く刻む。 刻んでいるのは誰か? 刻むを裁くと読み替える。 相手を裁いている。 そして、何より自分を裁いている。 したがって心が病んでしまう。 真剣に悩む事だってある。 真剣の時、悩んでいないわけではない。 真剣と深刻は紙一重。 いつ、深刻に陥ってるか気付かない。 ふと、立ち止まって、深刻になっていないか?自分を振り返る必要がある。 心や身体が、その事を教えてくれる。 その声に耳を傾けたい。