このメッセージ。好きなメッセージの一つです。
転送させていただきます。
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田坂広志 「風の便り」 ふたたび 第183便
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頂上をめざす友
遠い昔の夏の日、
友人と計画を立て、
想い出深い登山をしました。
ある山の頂をめざし、
互いに別の山道から登ることにしたのです。
真夏の強い日差しの中、
蝉の声を聞きながら、山道を登り始めると、
全身から汗が流れ始めます。
その暑さの中を、一歩一歩、足を踏みしめながら、
急な山道を登っていきました。
ときおり、足を休め、
汗をぬぐいながら森の彼方を眺めると、
別な山道を登ってくる友人の姿が
心に浮かんできます。
彼も、いま、この山道を
頂上をめざして、登ってくる。
その友人の姿が心に浮かぶと、
また、登り始める力が湧いてくるのでした。
その日の夕方近く、
一足早く山頂に辿り着いて休んでいると、
遠くの稜線に、別の山道を登ってきた友人の姿が
現れました。
その山頂で、二人で眺めた夕日が、
いまも、心に残っています。
そして、なぜか、
その遠い夏の日の想い出は、
いま、仕事の世界を歩んでいる
友人たちの姿と重なるのです。
若き日に、一つの志を語り合った友人たち。
彼らも、いま、
かつて遠く仰ぎ見た山の頂をめざし、登り続けている。
その数十年の歳月をかけた登山において、
我々の心を支えてくれるのは、
ただ一つの言葉。
いつか、頂上で、再会。
2006年2月7日
田坂広志
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田坂広志 「新しい風」 「ものづくり」の戦略の進化
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田坂です。
今週は、「ソフィアバンク・ラジオ・ステーション」の
ドキュメント・アーカイブに収められた
私のインタビューを、PDFでお届けします。
タイトルは
「もう一段高いレベルのものづくりで
日本型経営の復権を」
です。
これは、2009年11月1日に
日本実業出版社から発行された雑誌、
『ニュートップL.』創刊号
に、巻頭インタビューとして掲載されたものです。
世界における「日本の強み」を論じるとき、すぐに語られるのが
「技術力」と「ものづくり」。
しかし、これからの時代には、
単に「技術力」や「ものづくり」が得意なだけでは
世界の競争に勝っていくことはできません。
なぜなら、現代の市場における競争は、
「商品」と「商品」の戦いではなく、
「商品生態系」と「商品生態系」の戦いとなっているからです。
すなわち、優れた「技術」や「商品」を組み合わせて
どのような魅力的な「エコシステム」を創出できるか。
実は、それが勝負になってきているのです。
それゆえ、これからの時代には、
中小企業にも求められる、大切な戦略があります。
「商品生態系の戦略」
「異業種連合の戦略」
このインタビューでは、そのことを語りました。
このインタビュー記事のPDFを入手されたい方は、
下記のサイトをご覧下さい。
http://www.sophiabank.co.jp/archives/tasaka/newtop_no.1.pdf
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「風の対話」 反省と内省が深めるナレッジ・マネジメント
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今週は、シリーズ
「職場を変えるウィークリー・メッセージ」
の第6回、
「反省と内省が深めるナレッジ・マネジメント」
をテーマとして話します。
もし、我々が、
職場における「ナレッジ・マネジメント」に取り組み、
仲間同士で、豊かな知識や智恵を共有しようと考えるならば、
まず、大切にするべき習慣があります。
「反省」と「内省」
職場の仲間が、その習慣を身につけたとき、
本当のナレッジ・マネジメントが始まります。
しかし、このナレッジ・マネジメントを
本当に深みあるものにしていきたいと思うならば、
我々が取り組まなければならない、
一つの大切な課題があります。
「エゴ・マネジメント」
すなわち、職場の仲間の心の姿を、深く見つめること。
その深みに応じて、ナレッジ・マネジメントも
さらに深い世界に向かっていくのです。
この第6回では、そのことを語りました。
この番組をお聴きになりたい方は、
下記のサイトをご覧ください。
http://www.hiroshitasaka.jp/taiwa/kaze.php
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