日々是成長

~Now And Here~

純粋経験

昨日は、仲秋の名月でしたね。

雲の隙間から見え隠れする月がとても綺麗でした。

今日は、満月でしたがあいにくの雨で見ることができず

とても残念です。

ここ一年ほど、満月暦を確認しながら、

毎月、満月の日に空を見上げています。

夕日も好きです。

夕日を眺めながら思わず涙が出てしまうことがあります。

そして、海。

秋の静かな海がとても好きで、来週も海を見に行ってこようと思っています。

先週の日曜日に、南米音楽のコンサートに行ってきました。

ペルーやボリビア出身の方々で組まれたバンドで、

ケーナチャランゴなどを使って演奏しています。

2時間半、20曲以上の曲を聞きました。

知っている曲は、アンコールで演奏された

コンドルは飛んでいくだけでした。

もともと、このバンドのCDは持っていて、よく聞いているのですが、

そのCDに入っていない曲ばかりを演奏してくれていました。

その中で、一曲とても心に響く曲がありました。

ケーナの高音が胸に響き、脳に突き刺さり、

涙が引っ張られるという表現が適切なくらい、

涙が思わず出てきました。

鳥肌が立ちました。

思わず、なんの曲だ?と進行表を確認すると、

『太陽の乙女達』

という曲でした。

名前もメロディーも知らないこの曲を聞いて、

うゎっと感じたあの感覚。

言葉になる前の、『太陽の乙女達』という曲名で

認識する前の状態。

これを純粋経験と呼ぶのではないか?

と思える体験でした。

月や夕日や海を観て、

『あぁ』とつぶやく前のなんともいえない感情がこみ上げてくる瞬間

その状態を純粋経験と呼ぶのではないかと思います。

無意識に働きかけている状態。

いや、無意識が働いている状態。

師は、その状態を持って『瞑想状態だ』とおっしゃられていました。

瞑想は、するものではなく、起こるものだ。

自分の無意識に働きかけている瞬間。

この状態のこの感覚は忘れたくないですね。

この瞬間確かに癒されています。確かに、最高のリラックス状態だと思います。

最高の集中力で事に当たれる人は、

最高のリラックスの仕方を知っている。

その、最高のリラックスとは、無意識が働いている

このような瞬間を楽しむことなのかもしれません。

ぜひ、

『太陽の乙女達』

聴いてみてください。