ドックイヤー【犬の年】から、シカダーイヤー【蝉の年】へ。
時代の変化がよりいっそう激しくなる時代。 このような状況では、今までのように、採用して育てている時間は正直ない。 求められるのは即戦力。 しかし、学校教育だけでは即戦力として会社に迎え入れる事は正直むずかしい。 そこで、企業は大学教育に関わるようになり、そこで育てた人材を企業に迎える。
現実に海外ではそういうことが起こっている。 IBM ヒューレット・パッカード このような有名企業が、中国にて大学の授業を受け持つ。
講師も会社から社員を出す。
テキストも会社が作成する。
これらの企業が行う授業を受けるには、試験がある。その試験を合格した学生が、これらの授業を受ける。 そして、最終的には、ほぼこれらの企業に就職する。
まさに、採用してから育てる時代から、育ててから採用する時代。 このような時代が、日本にも必ずやって来る。
【追記】
その時重要になるのは、企業と大学の関係や企業と地域社会との関係であろう。
企業がより地域社会に密着し、その中で教育に関わっていく。
サッカーチームでいう所の、
トップチームが企業
ユースチームが大学や高校
ジュニアチームが中学や小学校
というような構造ができあがる。
そこで、そのような世界ができる時に必要な事は、
企業の社会的責任、社会に対してどんな価値を生むのか、それは日本社会だけでなく、世界に対してどんな価値を生み出していくのかという思想、理念がまずあり、
それは、より深く考えれば日本人としての思想やどんな日本人をこれから教育していくのか?という国としての教育論も重要になってくるはず。
国としての教育論、企業としての社会責任、そこに軸が通った上でないと、この企業が地域に密着して教育に入り込んでいくという世界はできないし、破綻する。