予測と予見は違う。
田坂先生はこんな例で教えてくれた。
砂場で砂山を作る。
頂上からジョウロで水を流す。
その、水の流れがどのようになるか予測する事はできない。
しかし、ある理に従えば、私達は、その道筋を予見する事はできる。それは、
水は、高きから低きに流れる。
予測と予見の違いはここ。
詳しくどのようになるかという「測る」と言う事はできない。
しかし、世の中の理を理解し、
どのような方向に進んでいくかを見る事はできる。
そのものの見方を、
「大局観」
と呼ぶ。
この大局観。
身に付けるには、やはりそれなりの現実との格闘が必要なのだと思う。