キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)/佐々木 俊尚
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佐々木俊尚さんのキュレーションの時代を読んだ。
いろいろと書きたい事はあるのだが、今回は、視点と視座について。
本書では、
「視点」・・・立ち位置や見る角度
「視座」・・・世界をどう見るかのか、どう評価するのかの世界観や価値観
と紹介されている。
コンテンツにコンテキストを与え、新たな意味づけをするのがキュレーション
の本質なのだろう。
画家のジョゼフ・ヨアキムの話や
ブラジルの音楽家ジスモンチの話、
シャガールやヘンリー・ダガーの話の例をあげながら、
「つくるひと」と「みいだすひと」の関係性を分かりやすく
解説してくれています。
インターネット革命のおかげでものすごい量の情報が手に入るようになりました。
その情報を収集し、整理して、新たな意味を見出す。
その役目をしているのがキュレーターで、キュレーターの持つ世界観や価値観
つまり、「視座」を借りて(チェックイン)物事を眺める。
そこに新たな人と人との繋がりや自分の視座とは違う見かたのずれの中に、
セレンディピティの機会があるという論にはとても納得が行きました。
私も、この社会で発信者として生きてい行きたいと考えながら、
その修行を積んでいる所ですが、私の持つ「視座」は何があるだろう?と
考えてみました。108話のメッセージという事で一旦自分のブログをキュレートしましたが、
どの視座を持って、もう一度全記事から108話をキュレートしたのか。
概ね、下記の5つの視座だなと思いました。
視座①死生観
なぜ、生死観ではなく、死生観と言うのか。
『死』を想い、今、この瞬間をどう『生きる』かを定める覚悟の事を
死生観と言うから。
今、ここで(Now And Here)の発想
視座②無境界
本来無一物。
私ではなく私達、自我ではなく大我、天地一切のものとの和解。
相手と私を切り分けない、受け入れの思想。
視座③矛盾との対峙
最も生命的な活動は、カオスの縁で起こる。
完全なオーダー(秩序)では、物事は動かず、
完全なカオス(混沌)の中ではも生命は生まれない。
その境界線の付近で生命活動は活発になる。
スピードと丁寧さ
論理的思考能力と感覚的直観力
短期利益と長期利益
時流と原理原則
二極の縁のバランスポイントを見抜く事。
このバランスポイントは、常に動き続ける。
正解無き問いに対して、答えを出し続ける覚悟
視座④大いなる何かの導き
起きる事には全て意味がある
どんな事が起こっても語尾に「よかった」の発想
過去の事実は変えられない。変えられるのは過去の解釈
視座⑤その人の言葉、その人なりの言葉
「青空」という単純な言葉でも、発言者と同じ「青空」を
イメージできる人はない。言葉は本来「多義的」
多義的な言葉も、その人の経験に裏打ちされた体験として
語られるならば、一意の言葉=「言霊」となり、
その言葉は、「その人の言葉」「その人なりの言葉」と言われる。
今後もこの世界観で物事を見て、記事を書く事がきっと多くなるだろう。
そう思っています。
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