では、「知識」と「智恵」を混同すると、何が起こるのか。 「知識」を学んで、「智恵」を摑んだと錯覚すること。それが現代の病。 『成長し続けるための77の言葉』 より セミナーや講演を聴くと、その瞬間はなんだか自分もできそうな気になって 帰ってきますね。 しかし、数日もすれば受ける以前の自分と何も変わっていないという状態が多々ありますね。 読書に関してもそう。 読んだ瞬間は分かった気になるが、何日もすれば内容を忘れている。 読み返して、あぁそう書いてあったなどと思うこともしばしばです。 以前の会社では、月一回、社長の講話を聞く機会がありました。 その話を聞いて、モチベーションがあがり、よしと元気になって帰るのです。 しかし、数週間もすればまたいつもの自分に戻ります。 私は、それがなぜなのだろうか?とずっと考えていました。 結局、他人の考えでしかない。 それが、私の答えでした。 他人の考えに乗っかって、その瞬間はやる気になるけれども、 ちょっと試してみて、自分にはできないと思うと辞めてしまう。 その繰り返しをしているだけでした。 結局自分の意志が伴い、これを絶対にやりたい!との思いが無いと、 続かない分けですし、知識として知っていても体現できるレベルにはならないのですね。 知恵をつけるためには、やり続ける事が重要です。 言葉として理解できることなど溢れています。 『お客様に常にありがとうの気持ちで接する。』 言葉では簡単です。しかし、行じ続けるとしたら? それを本当にやりたいとの思いで続けることができるか? それはどのような方法で表現するのか? その事に関しては、自分の考え方次第ですね。 知識ばかりあっても、知恵が身についていない人はたくさんいますね。 そういう人には言霊がない。 言葉の威力が有る方は、必ず経験に裏打ちされた言葉を発します。 そして、その事は聞いている側にはすぐ分かる。 そう思います。 私自身も、経験に裏打ちされた、私の言葉を語っていけるように 日々邁進したいと思います。