日々是成長

~Now And Here~

心の科学~戻ってきたハープ

心の科学 戻ってきたハープ/E.L.
¥1,995
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皆さんは超常現象を信じますか?  透視とか、テレパシーとか、虫の知らせとか。  この本は、精神分析学者の著者の娘が大切なハープを盗まれて、どうにも見つからなく、最後の手段としてダウザーに助けを求める所から始まります。    ダウジングってありますよね。二本の鉄の棒を使って、水脈をあてる方法です。  そして、そのハープが見つかり、科学者である著者が超常現象に興味を持っていくという話です。  僕のテーマの一つに『直観』というのがあり、興味を持って読ませてもらっています。  確かに、そういった人間の超常現象はあると思っています。  僕も、昨年は1000人を超える面接を行った事によって、面接に来た人を見ただけで、その人の働く姿が見えるようになり、しまいにはどんな風に辞めるかまで分かるようになってしまいました。  でも、全員が全員ではなく、ピンと来る確率が高くなるのです。  科学とこの超常現象が相容れないのは、科学は100%の再現性を求めるからで、これらの超常現象はいつも起こるわけではないというところなのではないかと思いますし、本にもそのような趣旨が書かれています。  その他にも、サッカーやっていた頃は、パスコースが見えて、白い線が浮かんでそこに蹴るとチャンスになって得点シーンになるとか、  フリーキックを蹴る時、「あ、これ入る」って予感がして、仲間を押しのけて俺に蹴らせてくれと言って、なおかつ利き足じゃない左足でわざわざ蹴って決めたという経験があります。  いつもじゃない。  不意にちょっと先が見える。見たいな不思議な感覚。  僕は、『使命感』という言葉を使い、大いなるものに動かされているという事を主張しているのですが、  何か大いなる力が働いて、無意識に行動を呼び起こされているような感覚があるのも、これらの現象の延長線上なのかなと思いました。  無意識が意識に語りかける瞬間があるのではないかと思います。  その頻度を上げることができれば、ものすごい能力に目覚める事ができそうですよね。  一個の答えとしては、意識上の何かを一点突破してつきぬけた瞬間に無意識の世界にアクセスできるという事です。  量質転化という言葉と似ているかもしれませんが、  1000人の面接をしたからこそ、突き抜けたような。そんな気がします。  パスにこだわったから、フリーキックにこだわったから、無意識にアクセスして、パスコースやシュートコースが見えたんじゃないかなって思います。  とても興味ある分野です。  また、読み終わったら、感想を書きたいと思います。