厚生労働、文部科学両省が13日まとめた2008年春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日現在)は69.2%で、前年同期比1.1ポイント上昇した。高校生の内定率(9月末現在)も1.3ポイント高い49.7%だった。07年度の就職戦線が始まって以来初の調査で、景気回復と団塊世代の大量退職で企業の採用意欲は依然強く、大学は4年連続、高校は5年連続で改善するなど、好調なスタートを切ったといえそうだ。
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YHOOニュースから引っ張りました。
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この「就職内定率」という数字を見たとき、疑問に思ったのは、例えば大学生であれば、69.2%の分母と分子です。
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内定をもらった人 ÷ 就職活動をしている人 となるようですが、内定をもらった人というのは、延べ人数を載せるケースもあるようです。
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つまり、一人で3つの内定を取ったら、3人と数えられてしまうという事。就職活動をしている人を「卒業生」という数字で見る場合もあるそうです。
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つきたい職業に就けたかどうかは問題ではなく、純粋に内定を獲得した数であるそうです。
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このように考えていくと、69,2%という数字はよいのか悪いのかよく分からないですよね。この数字の母集団の捉え方、分子の捉え方をどのように見るのか?どう調べたのか?
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数字を見る上では、そこが大切です。
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数字というのは、人をだます力があります。
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その数字を出してきた人が権威者であればなおさらです。信じて疑いません。
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パーセンテージというのも曲者です。
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100人中80人でも80%、5人中4人でも80%
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数字というのを見るときそれほど気をつけなければならないという事ですね。