今週も、新卒採用面談で、8人の学生さんとお話をさせて頂いた。 こういう機会って自分の中にあるものを整理する副次的効果があって面白い。 学生には「やりたいな」と「やる」という話をベースに話しています。 この企業の考えいいなと思うのは簡単だよ。じゃぁそれを自分がやるのだという情熱や信念や覚悟が必要で、そう思えない会社には入っちゃダメだという話をしています。 情熱や覚悟の出所はどこだ? と言うと、自分の根本にある、 「こだわり」 「誰にも譲れないもの」 「これだけは負けないというもの」 というようなことだと思います。 じゃぁこれらの思いは何でそういうように思うようになったか?と言うと 必ず過去にそう思う切っ掛けとなった経験がある からなんだよね。 それは、親、育ててくれた人の中での経験であったり、 それは、自分の周りに対して何かを与えた経験であったり それは、自分自身のためにとことん頑張ったことであったり そういった経験の中で自分の中の根本的な価値判断基準が生まれる。 価値判断基準は経験なしには形成されない。 火に触れて熱いという経験をするから、火に触れるのは止めようという価値判断基準が生まれるわけです。 そして、人生において辛い事や超えなきゃいけない壁から逃げないで戦う事が出来るのは、こういった「こだわり」「誰にも譲れないもの」「誰にも負けないもの」を守ろうとするからだと思うんだよね。 そういった価値観がもてないところで結局人は戦えないわけだ。 だから、就職に当たって必要な事は、 未来における不確定要素に立ち向かえる為の、情熱や覚悟を持つ事。 情熱や覚悟は必ず自分の過去の経験から形成された価値判断基準から生まれるものである。 自分にとってそれは何であるか?を探る事。それが、本当の自己分析であり、自分を知るということに他ならない。 自分を知り相手を知れば百戦して危うからず。 孫子の兵法の言葉。 現在の学生は、相手を知る事しかできていない。相手をいいなと思うだけで、就職してしまう。 自分を知り、自分の譲れないものはなんなのか?を知らねばどの会社に行っても、辞めたくなるんだよね。 自分のこだわりはなんなのか? 自分の譲れないものはなんなのか? 自分の負けないものはなんなのか? 学生にはぜひここを整理して就職試験に臨んで欲しい。