「反省」とは
最も高度な「知恵の習得法」である。
成長し続けるための77の言葉/田坂 広志
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これだけ変化の速い社会であり、
計画を立てたところですぐに修正を行わねばならない。
であれば、計画など立てず臨機応変に対処すればよいのではないか
という気持ちにもなります。
しかし、それでも事業計画は建てる必要がある。
それは、反省をするため。
そう、思っています。
いきあたりばったりで現実を対処していると
振り返る事はできるが、比較材料が乏しくなることがあります。
しかし、事業計画を練り、その事と現実とを見比べて反省を行うとき、
なぜ、そのような計画を立てたのかというところから振り返ることができ、
経験を体験化させる助けとなります。
とかく、スタートする前に立てた事業計画など、
あっという間に変えなければならない事態がやってくるのは、
どなたでも経験がおありかと思います。
私自身、計画通りにことが進んだことなどひとつもありません。
仮に計画を立てずに現実と対峙して、
なんとかできちゃったというようになると、
せっかくの経験も、血肉化されず、後にも残りません。
反省するために、事業計画を立てる。
その事で、知恵を習得する助けとしていくのです。