日々是成長

~Now And Here~

『成長し続けるための77の言葉』 第11の言葉

では、「智恵」を摑むには、どうすればよいのか。  「智恵」とは、「経験」と「人間」を通じてしか、摑めないもの。  『成長し続けるための77の言葉』 より 私は、まさにこの言葉を地で行っていました。 今でこそ、年間に100冊前後の読書をしますが、 社会人になるまで、ほとんど本など読みませんでした。 じっとしていることが苦手で、本を読んだり、映画を見るくらいなら、 人と話したほうがよっぽど為になると思っていました。 大学時代は、塾講師のアルバイトの他に、 イベントの派遣のアルバイトをしました。 毎回毎回働く場所が変わり、働いている人たちのバックグラウンドも様々でした。 ですから、人から学ぶという意味ではとてもよい環境でした。 サークルも、全国規模のサークルでしたのでゴールデンウィークや秋の文化祭期間は、 全国の大学の人たちとディスカッションをする機会に恵まれ、とても刺激的でした。 社会人になり、先輩からこのように言われました。 「経験に裏打ちされた言葉だから深さがあるが、 それだけなので、広がりが無い。読書したほうがよい。」 確かにそうだと思い、社会人である以上広い知識は必要だと痛感して、 読書をするようになりました。 ですから、私の読書法としては、 自分の経験と著者の意見を重ね合わせるような読み方が多いです。 最初は点だったものが、だんだんと線になりなり、面になるという経験をしたのは、 100冊読み終わったあたりです。 読書だけでは、知恵はつかめません。 経験した事しか人は腹落ちしません。 しかし、経験したことだけでも広がりがないので、 バランスが大切なのだと感じています。