音によって脳が感じる質感(クオリア)がある。 それは、全世界で共通なのではないか。 そのような仮説を持たれている、黒川伊保子さんの著書 『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』 非常に興味深い本でした。 例えば、赤ちゃんが最初に発する音はMだそうです。 おっぱいをほおばりながら、M音を出しながらおっぱいを吸います。 よって、M音は充足感や満足感の質感(クオリア)を脳に与える音だそうです。 確かに。マミさんとキミさん。マミさんのほうがやわらかくておっとりしたイメージ キミさんのほうがシャープなイメージがあるなと思いませんか? 怪獣の名がガギグゲゴなのは、 濁音が男の子と達を興奮させる音だからだそうです。 ゴジラ、ガメラ、ギドラなど。 人気アニメ、ガンダム。これも濁音。そして、ガンダムのキャラクターも ほとんど濁音のキャラですよね。 このように、音は脳に有るイメージを呼び起こす質感があるという論は 納得出来ます。 そして、自分の名前はどんなクオリアをもっているのだろうと自分なりに考えてみました。 MaSaHiRo Mは先ほど説明したとおり、満足感や充足感などやわらかさや丸さを表現します。 Sは上の歯に空気を当てて発する音です。爽快感、空気感、 そして、母音のaはそのクオリアを強調する効果があるそうです。 Hは喉壁に息を当てて出す音。温感を表します。かじかんだ手を温めるのに、Ha~ってしますね。そして、Hには温感と冷たさの両側面があるそうです。Hu~は冷ますために使いますね。 一番鋭さがあるのはHiだそうです。温と冷の両極を持ち合わせている。 女性のカリスマ、HiMiKo これは、KiMiKoではカリスマになり得なかったのだそうです。 Rはリズムとか、知性、継続のイメージを持つ音です。ランラン、ルンルンリズミカルですね。そして、Rはその音を聞くとガラスの質感があるそうです。Roとなったばあい、重さの質感が加わるそうです。 MaSaHiRo 丸さ、暖かさ、爽快感、温と冷の両極、そしてガラスの質感に重みがある。 確かに、私は暖かさとクールさが両極に存在しているような気がしますわ^^; 全力で相手を受け止めようとする。しかし、冷静に物事を判断している。 熱い想いを持っている。だけど、それをあまり見せずに隠している事が多い。 質の悪い負けず嫌いだと言われたことがあったが、あながち間違いではないかも^^; 平和主義っぽく見えるのに、戦闘的だと。 名前って面白いですね。 音が脳に与える質感(クオリア)は確かに有るでしょうね。 だって、言葉のなかった時代は、音の発し方で、イメージして理解していたのでしょうから。 名前は、自分の人生の中で一番唱える音。 その音に、脳が縛られて、その人の人間性を作り出すという事も考えられるかもしれませんね。 『世の中で一番短い呪は、名だよ。』 陰陽師でこんな名言もあるそうです。 自分の名前を、クオリアで見つめてみるのは面白いかもしれませんね。