部下のやる気を刺激する。
モチベーションを上げる。
こんなこと、マネジャーとして出来て当たり前の事なんだろうなと思います。
部下に先を見せる。
いま自分たちが、全体の流れの中のどの部分に貢献しているかを伝える。
部下の成長を称える。
しかし、やる気の刺激は実は刹那的なものでしかない
という事を同時に私たちは知ることになります。
月一回、研修会で、社長の話を聞くとやる気になるが、
一週間後には忘れてしまう。
そんなモグラたたきのような日々を繰り返しても意味がない。
なぜやる気は忘れてしまうのか。
それは、上司の発言に共感して、一瞬乗っかっただけで、
自分の意思として継続できるくらい自分事になっていないからです。
共感・・・自分の心の底に在るフックに引っかかること。
なんとなくいいなぁという思いで、その感情を抱くのは簡単。
情熱・・・自分事として、捉えられている状態のスタート。
しかし、熱しやすく冷めやすい情熱であれば意味がない。
そう、自分の心を揺さぶる思いは、継続されなければ意味がない。
自分ごととして、何としてもやりきると決める気持ち。
それが、
覚悟。
僕たちマネジャーはこの覚悟を育てるということをして行かなければ
ならないのではないだろうか?
では、覚悟はどうやったら育つのだろう。
まだまだ、修業中道半ばの私である前提だが、
覚悟が定まる3つの瞬間というものを体験してきた。
覚悟が定まる3つの瞬間(参照していただければと思います。)
①逃げたくても逃げられないと感じた瞬間 ②自分の存在価値がゼロだと感じた瞬間 ③自分の後ろには誰もいないと感じた瞬間
このような状況を、体験させ、自分にとって何が何でもやりたいもの、
やらねばならないと使命を感じるものを引き出してあげる事が、
僕たちマネジャーの仕事ではなかろうか。