「青空」という言葉。
誰でも知っている言葉。
しかし、今僕が思い描いている青空と同じ青空を描けた人はいない。
その空には太陽はあるか?
青の度合いはどれくらいか?
雲は一つも無い?
日本から見た空?それとも別の場所?
少し考えただけでいろいろなシーンの「青空」がある。
そう、これが言葉の限界。
言葉は自分の思っている100%を伝える事はできない。
言葉というのは、自分達が見ている「現実」を切り取って言葉を当てはめているだけ。 だから、言葉は多義的となる。
しかし、人間が自分の思っていることを伝える方法は、言葉だけ。
だからその多義的とも取れる「青空」という言葉を、一生懸命説明する。
そんな中、その言葉に説得力があるひとと無い人が現れる。
その違いは何であろうか?
僕は、「経験」だと思う。
その言葉に、どれだけその人の経験が乗っているか?
そのことで、その言葉に対する説得力は全く違うものになる。
その時、僕の「青空」は一意の言葉となる。
その「青空」は
「あの人の言葉、あの人なりの言葉」
と言われる。
そんな言葉をたくさんもちたい。
様々な経験をし、いろいろな事を伝えられる人になりたい。