プロの条件の一つとして、「いかにミスを少なくするか?」という事はやはり大切であるなと思いました。 クラウゼヴィッツの戦争論の中で、天才の定義がされているのですが、クラウゼヴィッツも天才の要件の中で、 いかに間違った判断をしないかである という事を上げていました。 というのは、プロとか、天才同士の対決になると、力は拮抗していて、なかなか勝負がつかないそうです。 あとは、何が重要になるかというと精神面が大きくかかわるそうで、一つのミスが命取りとなり、よりミスをしないほうが勝つというレベルの戦いになるそうです。 高校野球を何試合か見ているのですが、やっぱりエラーがありますよね。そのエラーが後々のに響くという試合がいくつもありました。 全国トップレベルの高校生が集まるから、力の差自体はそんなにないのかもしれません。あとは、いかにミスをしないか。 ここが重要になりますよね。 そして、いかにミスをしないかを超えた域に、アートの世界が待っています。 棋士の羽生さんは、プロ通しの戦いになると、この手は自分にとって「美しいか、美しくないか」の判断で将棋を指すことになるとおっしゃっていました。 美学、らしさ。 その域での戦いになるのでしょうね。 自分たちらしい野球ができました。 と言えるチームは、どんな状況下でもミスを少なく減らし、自分たちの得意とするプレー、自分たちが美しいと興奮できるプレイを出来たからこそ言えるのでしょうね。
ミスをしないためにはどんな練習が必要なのか。 自分達「らしい」野球とは何なのか。 この2方向からの追求をできたチームが優勝旗を掲げる事が出来るのではないかと思いました。