これから何が起こるのか? 日本は、世界一のサービス輸出国となる。 そんな未来を思い描いています。 高度経済成長期、製造業に力を入れて日本は再生しました。未曾有の経済成長を遂げました。経済を成長させる原動力として、学校での一斉教育が始まり、均一の教育をうけたの労働者が毎年作られました。 欧米に追いつきたい。豊かになりたい。 この価値観の元、日本人は努力しました。 この共通の目標があったからこそ日本は経済成長を実現しました。 そして、経済大国になった日本には国としての目標がなくなりました。 『価値観の多様化』という言葉は、裏を返せばみながばらばらな方向を向き始めたということでもあります。 個人のみが尊重され、国としての方針が無く、日本は弱い国への道を歩みだしました。 次に来る波は何か?とみなが探し出します。 金融がもてはやされる時代の到来。年収○千万をたたき出す他人の給与明細をうらやましがり、金融業界で働きたいという者が増えました。だれも、金融工学の欠点を受け入れずに酔いしれました。 結果、あっさりリーマン・ブラザーズという金融業界を代表する会社が潰れました。 製造業の時代も終わります。 『あの』トヨタが赤字。 ただ、製造業の本質を知るといずれ来る未来だったのかもしれません。 結局製造業は物欲を満たす世界であり、物が広まってしまえば、後は性能をいかに上げるかが勝負。際限ない物欲を満たす事には限界があるし、世の中の物欲レベルが下がれば、あっという間に需要は無くなる。 製造業が再生するためには、発展途上国を経済的に支援していき、そこに彼らの製品を普及させるしかない。 日本という国を見つめてみる。 不景気、不景気といいながら、そうはいっても日本はまだまだ幸せだ。 世の中を見ればもっと悲惨な国はある。田坂先生いわく 戦争が50年以上なく 世界有数の経済大国であり 科学技術も最先端 高齢化社会が悩みになるほど健康長寿 すべての人に教育の機会が与えられている こんな条件のそろった国が世界でどれだけあるだろうか?それは日本しかない。 つまり、私たちは幸せな国に生まれたのだという前提にまず立たなければならない。 そして、日本人の強みを生かしていくビジネスを世界的に展開していく必要があるのではないだろうか? たとえば、勤勉、きめ細やかな心遣い、情に溢れるという性質を日本人は持っていると言われる。その強みを生かしてサービス産業において世界に目を向ける。 われわれが日本に生まれたからこそ享受しているこの幸せを世界に還元していく事が次の日本の姿になるのではないだろうか。 世界が居・食・住という最低限の欲求を守れるように、様々な日本企業が手を組んで、世界にノウハウの投資し、そこで町を育てていく。そして、その町が自ら発展するように支援する。育った町同士が互いに交流を始めて商業が発達していく。 サービス立国日本 こんなキーワードが今思い浮かんでいます。