一つの作品を作るとき、いかに捨てるかが重要になるそうです。 100の素材から、5までにそぎ落とす時、しかし、その95は、残した5に凝縮されるそうです。 非常に深い話です。 普段の仕事でも、そう思います。企画は、全て通るわけではありません。いくつもいくつも考えて、やっと一つが企画として上がっていきます。 しかし、いくつも出したその企画は全く関連性がないかというとそうではなくて、採用された企画に深く関わっているものです。 考えに考え抜かれたものは、無駄が無く、納得性があります。 採用されない企画は、 本当にそうか? とか、 本当にそれだけか? という突込みが入りますね。 ライオンキングに採用されるミュージックで、日の目を見る音楽は約300曲の音楽の中から一つだそうです。 捨てる数が多いほど、本物に近づくのかもしれません。 単純に、シンプルに考えなさい。 というメッセージを最近よく見ます。 僕への警句なのかな?って思います。 しかし、一方で、世の中そんなに単純、シンプルなものでない事も一つの真実。 ここは極限まで単純に考えてみよう。 ここは、そんな単純にいくもんじゃないぞ! このスイッチの切り替えが大切なのだろうと思います。