学生はアビリティーが高い事が評価されるシーンが多い。例えば、
成績のいい奴 = できる奴
と評価される。成績をあげるためには、自分が努力しさえすればいい。完全なる個人プレー。
社会人は基本コンピテンスの世界
基本的に仕事は一人ではできない。役割分担がある。それら役割の違う人を巻き込んでもらって、自分のやりたい事を達成する。
学生時代にリーダーを務めていたのに、社会人になって輝きを失う人を何人も見ている。
それはなぜか?
アビリティーだけに依存しているからである。
俺はできる。
このプライドが邪魔をする。
確かに、彼はできる。
しかし、個人だけの力でできることは限られている。自分だけが食べる分は稼いで行けるのかもしれない。
しかし、自分の後ろに何人もの社員の生活を背負った瞬間、彼の個人プレーだけでは抱えられなくなる。
だからこそ協同しなければならない。
アビリティーは必要条件。でも、仕事における十分条件ではない。