「みんなの前で胸を張って自分の夢を熱く語れるやついるか!!!」
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と、いきなり修三が叫んだ。
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それは、修三チャレンジという、若きテニスプレーヤーを育てる合宿での一幕
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この言葉を聞いたとき、「ゴーン」と頭を殴られた気がした。
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いや、どれくらいの若者が、自分の夢を熱く語られるだろう?と思った。その合宿に参加しているメンバーの母親から息子への手紙が渡された。
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「夢を持てることはそれだけ幸せなことだ」
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と、書かれている。息子は大泣き。
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世界を相手にするのには、どんなネガティブなポジションにあっても、自分を鼓舞させるパフォーマンスがいる。
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それが人にとっては、大声であったり、ガッツポーズであったりする。
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夢を追うというのはそれだけ困難や壁にぶつかるものなのだろうということをスポーツの世界からも学ばせてもらった。夢を叶えるにはそれなりの努力が必要である。
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それが本当に叶えたい夢であれば、どんな逆境であろうと自分を鼓舞し、勇気付けて、自らを前に進めなければならない。
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「そこら辺のジュニアや子供を相手にしているんじゃやない!俺は世界を目指すプレイヤーを相手にしているんだ!!!」
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修三がまた叫ぶ。
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強烈だった。プロになれるのは本の一握り。自分に立ちはだかる壁を歯を食いしばってつらい思いをたくさん経験してそれに耐えたものだけがなれる。ん~なるほど。
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やっぱり、夢を叶えるには、成功するには、幸せになるには、情熱が必要だよね。
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