会社説明会でその企業の仕事の話をするとき、どの部分の話をすると思いますか?
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それは、もちろん花形の部分です。その会社のトップレベルの仕事の話をします。当たり前です。
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新卒がいきなりその仕事をできると思いますか?
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できるはずがありませんね。その仕事ができるようになるために、下積み時代が始まるわけです。それが何年かは分かりませんが、必ず下積みをします。
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僕もそうです。店長という仕事をする前はもちろん一般社員扱いです。自分よりも年下のメンバーからいろいろな仕事を教えてもらいました。ここを謙虚になれないとその人の成長はないと思っています。
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そして、副店長を経験して、やっと店長になる。店長と言っても最初は新任店長だから、ひよっこです。そこから、母店店長といわれるリーダー店長になり、新卒を受入れします。ここまで来てやっと店長として注目をされるわけです。
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そして、新店を開けました。新店でエキサイティングな経験をして、本部に来て人材の仕事をしているわけです。
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自分の夢の始まりまで3年半かかりました。こんなものです。
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僕は外食に興味があってこの会社に入ったのではなく、人材教育の仕事をしたくて入ってきました。でも、人のマネジメントをしたことがないのに人材の仕事なんて絶対できません。
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教育と外食。
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まったく違う仕事。でも、僕の気持ちはブレませんでした。
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それはもちろん、「何で俺皿洗ってるんだろう」とか、「なんで、刺身切ってるんだろう」とか、思ったことは何度もあります。でも、本当にやりたい事を常にイメージをし、そこに対する情熱を忘れなかったので、負けませんでした。
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僕が言いたいのは、本当に自分が情熱を燃やせるものが根本にあれば、事業内容というのは特に関係ないということです。
要は、自分の現実と未来を繋げることができるかどうかであると思います。
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今に一生懸命になれない人に、夢はつかめないものだと思います。
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結局「俺のやりたいことはこれじゃない」とか「俺にはこれは向いていなかった」などと言って自分を正当化しますが、僕は情熱を持って自分を信じて頑張れば必ず、自分が必要とされる場所へ吸い寄せられると思っています。
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様々な偶然を経て、今自分は現職にいますが、それは、やっぱり今に一生懸命になり、現実と夢を繋げて今を生き抜いてきたからだと思います。
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戦略コンサルタントだって、最初はアナリストとして、資料分析に明け暮れますね。
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商社マンだって、最初は外回り1日100件!と言って頑張るわけです。
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最初からカッコいい仕事なんてできない。それができるのは下積みをちゃんと経験し、その下積みですら、自分の未来のためと言って一生懸命頑張れる人が夢をつかめる。そう思います。
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