自分の言っている事は正しい。だけど、なかなか振り向いてもらえない。
やっぱり、権力は必要なのかな?と思ってしまった。
しかし、いろいろ過去のことを思い出してみたり、いろいろなケースを思い返してみたりしたがそうではないと思う。
どんだけ有機野菜を作ることが手間がかかって大変で、大事に扱って欲しいと思っても、店舗でそこまで思って食材を扱っているか?と言うと、有機野菜も普通の野菜も同じ扱い方だろう。
言っていることが正しいと分かっていても、本部社員に営業部の大変さが分かるか!と言うことを聞きたくなくなってしまう。
世の中は善悪で判断せねばならない。と、教わって入るものの、結局好き嫌いで判断してしまうことがある。
その人の話を聞くか聞かないかは、その人が好きか好きじゃないか?が、最も人間的理由なのかもしれない。
もちろん、権力に任せて人に言うことを聞かせることもできる。しかし、それは、不満を持ちながら聞くだろうから、破綻する。
その人が好きで、その人の言うことなら信じられると思い、その人の言うことは自分事でもあると思えない限り、人の心は動かない。
そんな気がする。
店長交代して、いきなり改善に走ると失敗する。
「今までのやり方があるんだ」
とメンバーは反発する。それは信頼関係がないからだ。
まずは見る。自分の基準と反していることが起こっていても見る。そして、自分も一緒に働く。ある日はフロント。ある日はドリンカー。ある日は小上がり。ある日はデシャップ。ある日は刺し場。ある日はコンロ場。
その人の中に入り込んでいく。その人がどういう気持ちで働くのか自分が確かめる。そうやって、意見を聞いて信頼関係を作って、ワークスケジュールを変更し、改善計画を進めていく。
その人の心の中に入れたときにやっと改善は始まる。
やっと自分の発言力が高まる。
まだ、自分は本当の意味で営業部の部長、AM、店長達の心の仲間で入りきれていないのだな。
信頼関係が築けていないのだな。
この人に頼めばとか、この人が言うならとか、そういうレベルまでまだ到達していない。
立場が弱いから、地位がないから、言うことを聞いてもらえないのでない。
単にその人たちと一緒に仕事ができていないだけ。
その人たちの心に完全に入り込めていないだけ。
言い訳をするところだった。権力がないからできないんだと。反省しよう。自分の努力が足りないだけだ。
皆さんの心の中に入れた時、今はコンセプトと若干違った使われ方をされてしまっているが、このヘルプ企画が本来的な意味を持って稼動するだろう。
ん~~~~俺にもっと努力しろといいますか^^;
なかなか楽させてくれませんね。