日々是成長

~Now And Here~

|-【108話のメッセージ】

第九十二話 最も生命的な活動が起こる場所

完全な秩序状態・・・オーダーの世界 完全な混沌状態・・・カオスの世界 最も生命的な活動が起こる場所は意外な場所。 オーダーとカオスの境目。 カオスの縁と呼ばれる場所であるという。 確かに、完璧な秩序状態からは新しい物は生まれにくい。 バラバラの…

第九十一話 時間は未来から過去へ流れる 

時間は、過去から未来に流れる。 これが、一般的な考え方。 現在の自分は、過去の行動の結果である。 そう捉える人が多い。 今、こうであるのは、過去にこうしたおかげだ。 もしも、あの時、こうしていたら今はこうであったに違いない。 でも、それは現在か…

第九十話 「空(クウ)」とは何か

ひきよせて むすべば柴の 庵にて とくればもとの 野はらなりけり 「庵」とは、草木を結ぶなどして作った質素な小屋のことで、 僧や世捨て人などが仮住まいとしたものである。 庵は、「建築する」とはいわず、「結ぶ」といった。 そこらへんにある柴をかきよ…

第八十九話 作用と反作用

机を手で押すと、その力と同じ力で机が手を押してくる。 これを作用と反作用といいますね。 物事には必ず、表裏があり、その両方の性質を分かってこそ、 その道のプロとなることができます。 ある本に、 腕のよい警察官は、腕のよい泥棒でなければならない …

第八十八話 ドリームキラー

自分の夢は、語らないほうがいい。 と、ある本に書かれていました。 それは、語る事で 「お前にはできない」 「何バカなことを言っているのだ」 というような言葉で、その夢を応援してくれない人、 ドリームキラー が現れる可能性があるからだそうです。 し…

第八十七話 伝統とは

俺にお礼なんて言わなくていい。 だから、自分に後輩が出来たら、 俺がお前にした以上の事をそいつにしてあげるんだ。 いいな。わかったか? これが伝統。 先輩から受けた愛を 感謝という形で後輩に注ぐ。 それこそが伝統。

第八十六話 目的と手段

高校球児にとって、 甲子園は、目的か?手段か? 高校野球がすべてと思う球児にとっては 甲子園が目的で普段の練習が手段。 しかし、メジャーリーグを目指す選手にとっては、 甲子園は手段であって、メジャーリーグへ行くのは目的。 目的と手段は簡単に入れ…

第八十五話 反省が完了する時

反省は、次に同じような状況が起こった時に 乗り越える事が出来て初めて完了する。 何度も同じ失敗をする。 何度も同じ反省をする。 これは、反省とは言わない。 これは、単なる感想である。 あぁ、またやってしまった。 次は気をつけよう。 と言って結局同…

第八十四話 経験を体験化する

様々な経歴を持ちながら、なぜか魅力を感じる事が出来ない人。 その経歴通り、言葉に深みがあり、魅力的だと思える人。 この違いは何か? それは、経験を体験化しているかどうか。 とは、田坂広志先生の言葉。 仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)/田坂…

第八十三話 ノウハウは陳腐化する

人は、過去の成功体験に溺れてしまうもの。 自分の武勇伝をいつまでも語りたいもの。 しかし、成功の法則は時代によって変わるし、 この情報化社会の中では、誰かの成功体験など 簡単に真似をされてしまう。 そう、ノウハウは簡単に陳腐化してしまう。 もの…

第八十二話 そうせざるを得ない環境へ身を置く

夢をかなえるゾウのガネーシャの言葉。 自分の意識は変わらない。そうなる環境に身を置くことが大切だと。 一理ある思います。人間の意思というのは、意外と弱いもので、 強引にその環境に自分の身を置いて、いつの間にか習慣化させてしまう というのが、自…

第八十一話 言葉では伝わらない何か

言葉の本質は、 単純化、構造化、論理化 つまり、複雑に絡み合うアナログな世界を単純に捉えようとする。 構造化したり論理化したりして、理解しやすいようにする。 という事は、結局はその時に 「大切な何か」 が伝わらない事がある。 では、その伝わらない…

第八十話 Unfinished Business

職場に、いやな上司、苦手な同僚、抱えたくない責任 があり、それが理由で転職を考えるならば、 一度踏みとどまってほしい。 逃げの姿勢で、転職をするとき、また次の職場でも 同じようないやな上司、苦手な同僚、抱えたくない責任 が巡ってくる。 それは、…

第七十九話 何を選ぶかではない、どの心境で選ぶか

人生というのは、選択の連続である。 その選択の中にも、今後の人生を左右選択がある。 その際に、自分の心に問いかけてもらいたい。 自分は何を基準に選ぼうとしているのか? 隣の芝が青くは見えていないか? 今のその場所で、卒業できていない課題はないか…

第七十八話 スペシャリストかゼネラリストか

自分はスペシャリストになりたいのか、ゼネラリストになりたいのか というように、スペシャリストとゼネラリストが対極のものとして 議論されることが多い。 しかし、ゼネラリストになるとしても必ずある分野でスペシャリストでなければ 本当のゼネラリスト…

第七十七話 組織と集団の違い

組織と集団の違いは何か? どちらも人の集まりである。 その違いは、目的があるか?役割分担がされているか? 一人では到底達成する事の出来ない大きな目標に対して、 同じ思いを持つ者が集まり、 各々の得意な分野において、 その役割を担っている集まりが…

第七十六話 今見えているモノは過去の結果

就職活動をする時に、 企業研究をし、自分の行きたい企業はどこかを 探します。 その時に気をつけてもらいたい。 現在のその企業の姿は、過去の努力の結果である。 未来の姿を保証するものではない。 つまり、期待している知名度、安定感は持続される保証は…

第七十五話 評価は遅れた頃にされる

自分はとてもがんばっているつもりなのに、 評価されない。 認められない。 誰も見てくれていない。 そんな、心境に陥ったことは、誰でもあるのではないでしょうか。 しかし、一つの真実があります。 評価は遅れた頃にされる。 過去の偉人達も、亡くなって何…

第七十四話 盲目の僧、像を触る

目の見えない僧達が、何人か象の周りに立っています。 一人が象の鼻に触って、象はホースみたいなものだ言います。 もう一人は腹に触って、象は壁みたいなものだと言います。 一人は脚の周りに腕を回して、象は樹木のようなものだと言います。 一人は、尻尾…

第七十三話 一つ目国の悲劇

しかし、その国で過ごすうちに、 旅人は、だんだん孤独になってきました。 自分だけが二つの目をもつことが 異常なことのように思われてきたのです。 そして、その孤独のあまり、 ついに、その旅人は、 自ら、片方の目をつぶし、一つ目になったのです。

第七十二話 愚公山を移す

「あんたみたいな浅い考えの持ち主には、到底分かるまい。 あんたの知恵は、あの小さな子供にも及ばない。 たとえ自分が死んだとて子は残るし、 それが子を生み、孫はまた子を生む。子孫は絶えることはあるまい。 子孫代々山を崩し続ければ、いつかは平らに…

第七十一話 二人の石切り職人

旅人が、ある町を通りかかりました。 その町では、新しい教会が建設されているところであり、 建設現場では、二人の石切り職人が働いていました。 その仕事に興味を持った旅人は、 一人の石切り職人に聞きました。 あなたは、何をしているのですか。 その問…

第七十話 「才能」と無意識の関係

才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす/マーカス バッキンガム ¥1,680 Amazon.co.jp この「無意識」というのが重要。 本人はごく自然にその事をこなし、 パフォーマ…

第六十九話 部下の安全基地となる

成功をする人生を送る上で一番大切なことは、自分を信じることではない。 それも大切だが、それは3番目。 一番目は、自分を信じてくれる人がいる事 二番目は、人を信じる事のできる自分 三番目に、自分を信じる事の出来る自分 自分を信じてくれる人がいる。 …

第六十八話 何を語るかではない、誰が語るかである。

言葉とは不思議なもので、 ある人が語れば、説得力があり魅力的に聞こえるが、 ある人が同じ言葉を語っても、うわべだけの言葉のように聞こえる。 その違いは何か?と考えると、 その言葉に、語り手の経験が裏打ちされているか否かではないかと思う。 そう、…

第六十七話 割りきりと腹据え

割りきりとは、精神の弱さである。 亀井勝一郎氏の言葉 割り切ることはとても簡単。 利益を思う時、 今は、短期利益にこだわればいいのだ。 と割り切って、長期利益を考慮しない。 苦しみからは解放される。 理由をつけて正当化している。 しかし、本来であ…

第六十六話 諦観の念

人は、ないものねだり。 もっと能力があれば、 もっとお金があれば、 もっと時間があれば、 このような事を考えてしまうもの。 しかし、今ある環境、資源、能力の中で どれだけベストの結果を出せるだろうか? を突き詰めて考えていく事が大切。 諦観の念 今…

第六十五話 「自分事」と「自分の事」

自分事として考える。 責任を取る方法として、よく言われることです。 しかし、見つめてほしい。 「自分事」として考えているのか? 「自分の事」として考えているのか? この両者には決定的な違いがある。 自分事というのは、相手に起きた事実を 相手に成り…

第六十四話 「期待」とは、自分の思い通りということ

部下に期待する。 マネジャーとして、求められる事としてよく言われることである。 しかし、期待するという事は、間違えると、 「自分の思い通りにする」 という面が見える。 お前には、もっとこうなってほしいんだ。 それが、部下の望むところならば良い。 …

第六十三話 組織の力量

月商3000万円の店舗の店長を務めている時、 不思議な現象に見舞われた。 メンバーの必要数は60名で、 60名になるように採用活動を続けた。 しかし、40名を過ぎたあたりから、 一向に増えないのである。 採っても採っても、辞める人がでて、 40名以上を超えな…