|-【読書】

自力と他力について~世界を知る力日本創生編~


世界を知る力の続編、日本創生編を読んでいます。
「第二章 日本人の魂の基軸とは」で親鸞の浄土真宗が取り上げられ、
自力と他力に関して言及されておりとても興味を持ちました。

少し引用すると、
「わたしたちの衆生の浄土往生は、すべての衆生を救済とする誓い(本願)
を達成せんとする阿弥陀仏(他力)の働きによってもたらされるのであって、
わたしたち凡夫のはからい(自力)には左右されない。

・・・

この認識にたどり着くのは、文字で読むほど容易なことではない。
むしろ、自力でとことん努力を積み重ねた上で、圧倒的な敗北感、
無力感、挫折感、無常感を経験しないと、本当の意味で理解することは
できないのではないだろうか」(p82)

「鈴木大拙は『真宗入門』の中でこう語っている。

・・・

河の向こう岸にアミダがいるという事実の認識は、
実際われわれが自分でその河を渡ろうとする
すべての努力を尽くし切ったところで生まれます。」(p84)

「自力と他力。水と油のようでいて、まったく、そうではないのである。
自力は他力に促され、他力は自力を持って働きを見せる。」(p85)

8月11日に新潟で講演を行いました。
その時にこの事を語りました。

「必要な人は必要な時に必ず現れる」

私が今までのマネージャー経験の中で痛感することです。
前職時代、新規事業で4名のメンバー中3名が脱落しました。
事実上私一人で運営をする苦しい戦いでした。

しかし、悪戦苦闘しながら準備が整ったと思ったとき、
関西から救世主とも思えるようなパートナーが来てくれました。

この3月。新体制準備を半年かけて行なってきましたが、
最後の最後で人材だけ揃わず、追い打ちをかけるように、
社員が退社し、アルバイトさんが急遽辞めることになり、
毎日を守るのが精一杯の時がありました。

しかし、最後の最後でまさにこの人と思える人を採用することができました。
最後は運。つまり、他力だ。

関西からの社員も、人材の採用も、巡り会い。
異動させて下さいと懇願したのでもなく、
採用もベストの人材が取れる保障など何も無い。

ただ、信じていた。

チームメンバーの誰よりも、自分が。
この仕事、絶対成功する。

父親によく言われていた言葉。
「万策尽きていないんだ」

そう。

まだまだ手はあるはず。
いつも、こう思って現実と格闘している。
その覚悟が定まると、やっとこさ神様が手をさしのべてくれるのだ。

自分にとってはこの二つが大きな経験だが、
それ以外にも思い起こすことがある。

そして、自分の中の一つの真実が、

「必要な人は必要な時に必ず現れる」

このことなのです。

ただ、もちろん括弧付き。
そう、ふんぞり返ってその時を待つのではなく、
自力でできることはやる切ることが前提。

そうすると、他力のアミダがふと手を差し伸べてくれる。
この感覚が自分にはあります。

だから、この章とても共感が行きました。
人事を尽くして天命を待つその意味にも通じてくる。

そう思います。

 


2011-08-15 | Posted in |-【読書】No Comments » 
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