|-【仕事論】

キュレーターの真髄。人は一人で生きているのではない。

昨日、現在仕事をご一緒させていただいている
プロジェクトマネジャーに元気を頂きました。
仕事というのは、
最後は自分だ!とか
俺の後ろには誰もいない!とか
誰がやるの?私でしょ!というような『覚悟』が必要だと思います。
一方で、仕事はどこまでいっても一人ではできないというのも事実です。
この『自己矛盾』をバランスさせることって本当は大切なのだと思います。
俺が!俺が!という方に振れ過ぎると、『孤立』になってしまいますよね。
ただし、リーダークラスになるとなかなか相談できる相手も限られ、
『孤独』と戦わなければならないタイミングは多くなると思います。
それでもやはり『孤立』してしまえば潰れてしまうのだろうと思います。
佐々木俊尚さんのキュレーションの時代という本では、
『みいだす人』と『つくる人』の関係性の重要性が論じられていました。
素晴らしい画家は、素晴らしい絵を書いたとしてもそれを世に広める能力に長けていない。
そこで、その絵をどのように配置したり、どの絵と絵を組み合わせたり、どの証明を照らしたりすれば、
一番この画家の魅力を引き出せるか?これを考えるのがキュレーターだと。
だとすると、ある社員がのびのびと最大限の力を発揮して仕事をするということにおいても
自分の力だけで道を切り拓いていく事にももしかすると限界があるのかもしれません。
いや、限界というよりは自分にはない視点を与えてくれる人が必要なのだと思います。
リーダークラスの人で、
同僚に相談ができない
上司に弱音は吐けない
部下に愚痴は零せない
という人は多いのではないかと思います。私もその一人です。
そういう意味で、周りに相談できる方が存在することは
私にとってはありがたい事だ感謝しました。
そして、私はそのような方が居なかった時は
やはり師匠の言葉に耳を傾けています。
決して同じ場の空気を吸えなくとも、私淑しながら
師匠ならどんな言葉をかけてくれるのかと問いかけつつ。
師匠という存在の本質を説く言葉を空海が残しています。
示す者なきときは、すなわち目前なれども見えず。
説く者なきときは、すなわち心中なれども知らず。
真実は、
示す人がいなければ、
目の前にあっても見えないもであり、
説く人がいなければ、
自身の心そのものである事に気づかない。
答えはいつも、自分の中にある。
最後決めて、行動するのは自分。
その答えを引き出してくれるが師匠。
人は一人で生きているのではない事を
先人が教えてくれますね。
追記。
そのプロジェクトマネジャーの人材に対する根本的な考え方は、
『あなたはもっと良くなる』ではない。
『あなたはそのままで十分素晴らしい』だと。
素晴らしい絵画に、『もっとよい絵になれ!』と言ってもよい絵になるはずはない。
この素晴らしい絵をどう見せればもっとよさを引き出せるか?
配置?照明?他の絵との関係性?
この発想が大切なのだと。
人材も一緒。ちょっと視点を変えてあげれば
もっと輝く人は世の中に沢山いる。
この方は、本質的なキュレーターだと、実感するのでした。
このような同志と一緒に働けることに感謝しています。
ありがとうございました。

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2011-05-08 | Posted in |-【仕事論】No Comments » 
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