|---新規事業の格闘

戦略は垂直統合

まず、ビジョンを決めましょう。
戦略を立てましょう。
それに基づいて戦術に落としましょう。
そして、最後は行動計画です。
教科書通りの戦略論。
果たして、この事はどれだけ現実に当てはめたときに役立つだろうか?
これらの考え方は確かに重要。
しかし、すっぽりと抜けてしまっているものがある。
それは、
働く人、一人一人の事。
人の心、能力、立場やライフスタイル。これらの人の力の部分が戦略を変更させる事になる事は、マネジャーなら誰もが経験しているのではないでしょうか?
そもそも、スター選手だけでプロジェクトを回す事など有り得ず、今ある環境の中で、最良のパフォーマンスをどの様に出すか?をコーディネートするのがマネジャーの役目なのでしょう。
かく言う私も、一番初めにマネジャーを担当した新規事業においてはこの落とし穴にはまりました。
四人のメンバーで始まったプロジェクト。正直他の三名が頼りありませんでした。
その為、私にそのしわ寄せが来て、徹夜業務もしばしばで、勤務途中に仮眠を取りに帰る事もありました。
耐え兼ねた私は、上司に訴えました。
「新規事業なのに、こんなメンバー編成あり得ない!即戦力を下さい。でなければもう、自分一人でやる!」
上司からはこっぴどく怒られたわけです(^_^;)
そうか、前提は前提で変えられない。無い物ネダリをしても始まらない。
であれば、できる方法を考える事に時間を使おうじゃないか。
そう、覚悟を決めてから数ヶ月、関西からとても頼りになる社員が戻って来て、このプロジェクトを支援してくれました。
必要な人材は、必要なタイミングで必ず現れる。
この事を実感する出来事でした。
そして、現在事業のテコ入れをしようとしています。
社員体制を描いて、その計画通りに動いたものの、結果として当初の予定とは変わっています。まさに、人間力が戦略のあり方を規定するという状況です。
それが嫌だとか、今の人員が頼りないと言いたいのではありません。縁あって出会った仲間。
この仲間と一回性のアートを描きたい。そう、思っています。
戦略は、ビジョンから順にブレイクダウンされていくのではなく、ビジョンを描いたと同時に、そこで働く一人一人がどの様に働いているか?までを垂直統合的にイメージできる事が本当に実行に漕ぎ着けられる戦略となると思っています。


2011-01-16 | Posted in |---新規事業の格闘No Comments » 
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