|---禅の教え

こだわらない、しばられない、とらわれない。

あるところに二人の修行僧がいました。
二人が川辺を通りかかったところ、
美しい娘が、川辺で佇んでいます。
一人の修行僧が娘に声をかけます。
すると娘は困った顔をして言いました。
「向こう岸に渡りたいのだが、
川の流れが早くてためらっているのです。」
すると、その修行僧が、娘を背負って川を渡り、
娘を降ろすと何事も無かったかのようにまた歩き出しました。
もう一人の修行僧は、修行中の身でありながら、
女性の身体に触れるなどけしからんと思っていました。
川を渡り、山を上り、三日が経ちました。
そして、もう一人の修行僧がついに我慢できずに、言いました。
「お前は、三日前に修行中の身でありながら、娘を背負って
川岸を渡ったな。なんとけしからんことか!」
すると、修行僧は答えました。
「三日前?娘?あぁその話か。
あなたこそこの三日間、ずっとその娘を背負っていたのだな」
こだわりは、極を超えると自分の身を縛ってしまう。
その事に囚われて、自分を見失う。
「今、ここで」Now and here に全力投球せず、
過去に縛られてしまう。
そのような生き方はしたくないですね。
非常に深い禅の教えです。
明日裸一貫になってもやり直せる自信がある。
そのような生き方をしてみたいものです。


2011-01-12 | Posted in |---禅の教えNo Comments » 
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