|-【108話のメッセージ】, これからの課題

第九十七話 完全の追究から矛盾との対峙へ

最も生命的な活動が行われるのは、カオスの淵である。

この言葉は、20代で知った言葉、実感した事の中でも重要なものです。
20代の頃は、完璧主義をめざしたり、
抜けの無い仕組み作りに奔走したりしていました。

つまり、完全なるオーダー【秩序】の世界を生み出せば、
全て物事がうまく行くと思っていました。

しかし、それは間違いでした。

完全なオーダーの中では、思考停止が起こります。
何も考えなくても、ボタン一つで事が進んでしまうなら、
人間が思考する意味はなくなってしまう、
もっと言えば生きている意味がなくなってしまうとすら思います。

オーダーとカオスの行き来の中で、
生命的な新たな発想が生まれ物事が進化していくと思います。

世の中は矛盾が多いです。

しかしその矛盾を解消し、完全なオーダーを求めてしまうと
それはそれで味気ない世界になってしまうのかもしれません。
長期利益と短期利益。

バランスポイントを見ながらどちらも成り立たせなければならない。

利益活動と社会貢献活動。

どちらも大切でどちらか一方ではならない。

時流を見抜く事と原理原則をはずさない事。

時流だけではすぐに陳腐化する。

原理原則だけでは、時流に乗り遅れてタイミングを逸する。

などなど、世の中は矛盾するものをその時の状況でバランスをとり、
腹を決めて判断していくという事が実は大切。

完全を目指して、楽をしようとしてはいけない。
矛盾と対峙して、その時その瞬間毎の覚悟を持った決断ができるからこそ、
道が開けていく。

その矛盾との対峙こそ、カオスの淵との対峙でもあり、
最も生命的な活動が生まれる場であると思います。

この30代。場面場面でいろいろな決断をしていく事があるでしょう。
逃げも隠れもせず、この矛盾を包括していきたいと思っています。

 

 


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