|-【108話のメッセージ】, 死生観、使命感、人生観

第五十四話 幸せは心電図

幸せな人生とはなんだろう?

例えば、あなたの幸せは?と聞いた時に、

 「誰かが喜ぶ事が私の幸せであります」

 との答えが返ってくるときがある。

 自分の大切なひとにプレゼントを渡します。もちろん大切な人は喜ぶ。

 その姿を見て自分も嬉しいと思う。

 幸せだと思う。

 誰かが喜ぶ事が自分の幸せだと思う瞬間かも知れない。

 

では、あなたの幸せな人生は、彼氏、彼女にプレゼントをあげ続けて相手が喜び続けることの中にあるか?

と言うとそうではない。

彼氏彼女が喜ぶ事は幸せの要素の一つであり、それ自体は幸せな人生ではない。

幸せは心電図。

というのは、普段は真一文字に時間が過ぎる。

時には、悩み、壁にぶつかって下に振れる。

しかしある瞬間、

 「ピッ」

 

っと上に触れる。

そして、また横一線。

下に振れる事もある。

そしてまた

 「ピッ」

 と上に振れる。

「ピッ」と振れる瞬間が何度も何度もある。

そして自分が人生の終焉を迎えるにあたり自分の人生を振り返ったときに、

 「いろいろな事があったけれど、総じて自分の人生は幸せなものだった」

 と思えるのが幸せな人生だと思う。

 つまり「幸せな人生」とは、刹那的な瞬間のものではなく、

 幸せと感じる針が振れる回数がどれだけ多いかを

 人生の終りに振り返った時に感じるものである。

 

ではどんな時幸せの針が触れるのか?

それは、「あなたの幸せだと思う判断基準」を超えたとき。

その判断基準は、もちろん人それぞれ。

では、その判断基準はどのようにできたのか?

そもそも、判断基準とはなぜできるのか?

それは、「ある経験」をするから。

判断基準ができるには、経験が必要です。

人は経験無しに判断基準はできません。

赤ちゃんは、火に触れて初めて、火の熱さを知り、

もう二度と火に触れないという価値判断基準を持ちます。

あなたが幸せだと思う価値判断基準は、過去の経験から必ず生まれます。

そして、その価値判断基準は、自分の根本的価値観です。
その価値判断基準が守られた時、乗り越えた時、達成できた時に人は幸せを感じるのです。

その針が触れた分だけ自分の人生は幸せであったと感じる。

この価値観は、過去の経験から形成されるもの。

この価値観を守り、かつその価値観を仕事につなげることが出来るのであれば、

 仕事がそのまま幸せにつながり、好きな事が仕事にでき、

 「仕事とは生きる事」

 という言葉に繋がっていく。

 自分の幸せの針。どれだけ振れさせる事ができるか?

 その針を見つけることが出来るか?

 それが幸せになる秘訣だと思う。


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