死生観、使命感、人生観, |-【108話のメッセージ】
第五十話 僕たちは天に試されている
菜根譚からの抜粋です。
天、我に薄くするに福を以ってせば、
吾、吾が徳を厚くして以ってこれを迎えん。
天、我に労するに形を以ってせば、
吾、吾が心を逸にして以ってこれを補わん。
天、我を扼するに遇を以ってせば、
吾、吾が道を亨(とお)らしめて以ってこれを通ぜしめん。
天且つ我を奈何せん。
~意味~
天が冷遇して幸福を授けてくれなければ、
己の徳を磨いてその逆境を耐え抜く
天が苦役を課して肉体を苦しめるならば、
己の心を楽にして苦痛を癒す。
天が苦境に突き落として行く手を阻むならば、
己の信ずる道を最後まで全うする。
このことができるならば、天と言えども、どうしようもない。
天が、どんな試練を与えてこようとも、
自分の信念を貫いていけば、天もどうしようもなくなる。
常に自分が試されているのだと思います。
確かに、今目の前でいろいろな問題が起こって苦しいなぁと思いますが、
これも全て天から与えられている試練。
これが乗り越えられなくては、より志し高い事には到達できない。
そんな気持ちで、現実との格闘を続けます。
ありがとう、菜根譚
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