|-【読書】

空とはなにか

 

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか/小室 直樹
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 ひきよせて
 むすべば柴の
 庵にて
 とくればもとの
 野はらなりけり
 
 「庵」とは、草木を結ぶなどして作った質素な小屋のことで、
 僧や世捨て人などが仮住まいとしたものである。
 庵は、「建築する」とはいわず、「結ぶ」といった。
 そこらへんにある柴をかきよせて結んで作ったから庵になる
 もし、結び目を解いてしまえばそこには何も無い。
 この歌が、明快に「空」を説明している。
 庵は、あるのか、ないのか。
 柴を結べば庵はある。結び目を解けば庵はない。
 したがって、庵は、あるともいえるし、ないとも言える。
 それと同時に、あるともいえないし、ないとも言えない。
 庵の存在、有無は、「結び」にかかっている。
 結べば庵はあるし、結ぶまでは無かった。
 結びを解けば、庵はなくなる。
 これぞ、空である。
 空は、確かに無である。
 しかし、それと同時に有でもある。
 
 感動しました。
 また、パラダイムシフトが起こりそう。


2008-08-07 | Posted in |-【読書】No Comments » 
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