|---田坂 広志

「風の便り」第99便 人工知能のカウンセラー

 昔、「人工知能」を開発する研究において、
 コンピュータを使った、興味深い実験が行われました。
  人工知能に「心理カウンセラー」を演じさせる実験です。
 この実験においては、
 まず、コンピュータに、
 一定のルールに従って、クライアントに簡単な質問をし、
 その返事に対して、予め決められた相槌を打つよう、
 プログラミングをしておきました。
 そのうえで、クライアントには、
 相手がコンピュータであることを知らせず、
 キーボードを使って、そのカウンセラーと対話をするよう、
 指示をしました。
 そして、何人ものクライアントに、
 この「人工知能カウンセラー」と対話をしてもらったところ、
 不思議な結果が得られたのです。
 多くのクライアントが、
 相手がコンピュータの人工知能であることも知らずに、
 「とても心が癒された」との感想を述べたのです。
 この実験結果を見て、
 ある人工知能の専門家は、語りました。
  人工知能でも、人の心を癒せる。
 しかし、
 この実験結果の意味を深く見つめるとき、我々は、
 それが、別な真実を教えていることに
 気がつきます。
  人間は、誰もが、自らを癒す力を持っている。
 そのことに、
 気がつくのです。

【感想】
自分に起こる全ての現象は、捉えようだということを改めて感じました。

「病は気から」という言葉があるように、

心の持ち方で、そのことが自分にとってよかったことにもなり、
不運な事にもなります。

私は、全ての事に無駄は無いと思っています。

起こる全ての事は意味があると思っています。

過去の、あの出来事があったから今の自分があると思えます。

高校三年生の受験に落ちて浪人した事、
目指していた国立大学に受からず、私立大学に入学した事、
新卒社員として入社した会社をたった8ヶ月で辞めてしまったこと、
これらの事は、捉えようによっては不運な事かもしれません。
しかし、
浪人時代に、恩師と呼べる先生と出会えました。
自分の志望する大学ではなかったですが、かけがえの無い仲間、経験ができ、
社会人としてもその経験が十二分に発揮されています。
新卒で入った会社での経験は今でも活きていますし、あのタイミングで辞めたから
現在の会社とも出逢えて6年の歳月が流れています。
全て、心の持ちよう、捉えようで何事も意味あるものと捉えられます。
そして、そう考えられる事が「自分を癒す事」に他ならないと思います。

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2008-07-03 | Posted in |---田坂 広志No Comments » 
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