|---これからの採用戦略
単一の行動基準から最大公約数の理念へ
以前の企業では、社員であるならば全員が全員同じ行動基準で働かなければならなかった。
9時出社18時退社。
週休二日、休みは土日。
という労務的な所から、
仕事の進め方というような所まで、一つの事を守らせるという側面があった。
しかし、最近流行している言葉、
ライフ・ワークバランス。
仕事に打ち込むだけを良しとしない考えの社員
男性でも産休を取りたいと考える社員
産休を取った後もちゃんと働きたいと思っている女性社員
転勤が嫌で、エリア社員という道を選ぶ社員。
出世する事に魅力を感じない社員。
仕事に対する価値観が多種多様化している。
このような事を容認していく時に、もはや行動基準というのは定めていてはいけない。
一生懸命働いて出世せよ。
転勤があるのは当たり前だ。
男に産休はない。
という昔の価値観では、今の多種多様化した、労働価値観に対応できない。
この価値観を持つ者は決して仕事が嫌いなわけではない。世の中に価値を生み出したいと考えている。
であるならば、私達に大切なもの。
それは、
最大公約数の理念
というもの。
根本の根本に大切にしている価値観、思い。
社会に対する問題意識。
そういった、根本の理念を共有しそれを判断基準とする事ができる限りにおいて、私達は同じ志を持つ仲間として一緒に仕事をしていける。
そう思う。
何時から何時まで働いてもいいじゃないか。
転勤したくなければしなくてもいいじゃないか。
男性が産休とってもいいじゃないか。
シングルマザーが子供を抱えながら死ぬほど働いたっていいじゃないか
同じ志を持ち、根本に流れる理念を共有できているのであれば。
そんな、価値観を認め、そのワークスタイルを支えられる仕組みが必要となる時代が来る。