|-【読書】

言葉の限界を認めるからこそ、深い言葉が語れる。

世界というものがたんなる分析によって理解しつくせるものだと思い込んで行う分析結果と、

分析によっては理解しつくせない深みの世界があるということを知って行う分析とでは、

その鋭さと深さが違ってくるのである。

―複雑系の知 田坂 広志 講談社より―

このことは、言葉にも当てはまると思います。

何度か話題に出していますが、

「言葉」というのは、結局目の前のアナログな事象をデジタルに切り出しているに過ぎません。

言葉では語りつくせぬものが世の中にはたくさんありますし、

「青空」という言葉だって、イメージする青空は、人それぞれであって、「青空」という言葉が、ただ一つの意味を持つわけではありません。

これが言葉の限界です。

しかし、私達人間は、「言葉」で持って相手に自分の考えを伝えます。

言葉しか、相手に伝える方法はありません。

この言葉の限界を知りつつ、認めつつ、言葉を使って自分の思っている100%を伝える努力をしたとき、

「言葉」は「言霊」になる

のだと思います。

言葉では全てを伝えきれないから・・・。とあきらめてしまってはいけないのですね。

言葉では伝えられないものがあるということを知って、言葉を使うと、私達の言葉はより深く鋭くなるのだと思います。


2008-03-16 | Posted in |-【読書】No Comments » 
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