|---田坂 広志

「投獄」「戦争」「大病」が大成する経営者の条件

なぜ、働くのか―生死を見据えた「仕事の思想」 (PHP文庫 た 51-3)/田坂 広志
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昔からこういわれるそうです。この事はいったい何を意味するか?

「生死」の体験を持っているかということです。

「投獄」

非合法な事をしたということではなく、自分の思想や信条がゆえに、

命を奪われるような状況に置かれたということです。

蟹工船の小林多喜二のように、左翼的な思想活動を行い、その果て拷問を受けて死にました。

「戦争」

戦争の中で次々と死に行く仲間、自分はしかし生き残った。その残された「命」を何に使うか

「大病」

死に至るとされた病気から生還してくる。そのような病気から戻ってくるという事は自分には生きて何かをしなければならないという使命があることを思う。

これらの体験から、再び戻った時に、どんな「思想」を持ちどんな「覚悟」を持ったかという問いが突きつけられる。

現在の豊かな日本では、なかなかこの3つを体験する事はできないでしょう。しかし、私達は「死」という事を見つめる事はできるはずです。

なぜなら、遅かれ早かれ私達は死ぬのですから。

今年で30歳になります。

現役は後30年です。

でも、50歳から60歳の10年間は後継者育成と思っています。

現場に立つのは50までとすると、自分には「最大」20年しかないのだと感じます。

「最大」とつけるのはその過程で死ぬかもしれないからです。

そう考えると本当に自分には時間がないと思います。1日1日、一瞬一瞬を大切にしたいと思います。

その、ドキドキする気持ちが、僕の行動を変えています。

今日一日生ききったか?を問うようになりました。

1日1日を後悔しない事が、一生を後悔しない事になると思います。

死生観を持つ、そして使命感を持つ、それを持って自分の人生観とする。それが大切なのだと思います。


2008-03-09 | Posted in |---田坂 広志No Comments » 
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